caprinのミク廃更生日記

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イラクの日本人拘束 (songketの日記)

http://d.hatena.ne.jp/songket/20050511

これまでの拘束事件では、自己責任だとか厳しい意見が一部マスコミや与党の政治家から聞かれましたが、今回はそういった意見があまり出てきていないのはなぜなんでしょう。
自己責任云々を言うのなら、今回こそ自己責任というものではないのでしょうか。

 武装勢力に拘束された斎藤さんは、高給と引き換えに自分の命を売っている傭兵だから、今更、自己責任の話が出ないだけではないだろうか!? 多分、危険は覚悟の上(それこそ死もあり得る)という旨の誓約書を書かされただろうし、親族に迷惑をかけないという意味で親との連絡も切っていたし。
 あと、前の拘束事件の3人の頃と比べ、今の日本人は「イラクにはそういう危険がある。」ということを知っていて、前より冷静になっていると思う。そして、当時の拘束事件の時は、それこそ「プロ市民がネットなどでクローズアップされていた」、「自衛隊派遣問題でもめていた」、「政府は民間人をイラクに行くなと発表していた」、「戦争の盾という名の人質は意味があるのか!?」など、自己責任を巡る論議が起こる下地が揃っていたのだ。

 そして、この傭兵の弟の会見は落ち着いていて立派だった。かつての家族は「日本政府は何をしているのですか!早く自衛隊を撤退させてください!」と取り乱していた。家族が拉致されて取り乱すのは当たり前という向きもあるだろうが、それなら縄に縛ってでもイラクに行かせるべきでなかったし、結局、前の日本の状況、現在の状況、あらゆる要素が世論の反応の違いに表れているように思う。

平和のためにイラクへ行くとバッシングを受け、戦争のために行くと何も言われない。
日本ってなんでこんなに好戦的な国になったんだ?

 平和のために行ったのにバッシングと言われると、確かにもやもやしたものが残るが、実際行ったところで彼らは役には立たなかったんだよな〜。あと、傭兵とか戦争カメラマンは、自分で自ら危険な所に行く特殊な存在だから、あくまで一般市民である3人とは区別して考えたほうがいいかも。傭兵は、危険だからこそ行くわけで。
 そして、これらのことだけで日本が好戦的な国というのは、ちょっと厳しいかなと思う。