常任理事国入り 問われる「敗戦国」の作法 (朝日)

http://www.asahi.com/column/wakayama/TKY200504250098.html

　ドイツはすべてをナチスに押し付けた。まるで違う民族が行ったことのように。日本はそうはいかなかった。じゃあ、日本はどうすればいい！？ ちょっと考えてみる。

　この記事、書いているのはやはり朝日なんで、「小泉もっとしっかりしろっ！！」とは言うけど、基本的には煽っているだけで、具体的に「じゃあ、どうすればいいのか！？」なんてまったく示していない。日本人は、これからも謝り続けるのか、ただただ奴らの罵声に対しておとなしくするのか！？

　どちらにしろ中国側が自分から申し出た会談に対してドタキャンした以上、こちらは放っておいていいし、どうせしばらくは首脳会談など出来やしない。本来言いたいことがあれば、ちゃんと会って話すべきだったのに。記者の「ドタキャンは日本側に責任があるか？」という質問に対して小泉首相は「私はお会いすると言った。キャンセルしたのは相手側だ。」と言ったのはまったくその言葉のとおりで、逆に中国で記者が「ドタキャンは中国側に責任があるか？」の質問に対して「日本が中国に対してやってきたことを知ってますか？　日本帝国軍の出した被害者数は〜(あ〜だこ〜だ)」と切り替えしてきやがった。これも話のすり替えだが、中国は「やはりまったくすべてが日本が悪い。」ということにしたいらしい。儒教の教えって、礼節を重んじるじゃなかったっけ！？　日本は謝りすぎるが、中国人は絶対謝らないね。

　仮にも他国の首相に対しドタキャンなんてまともな外交では有りえないので、反日デモに対しての町村外相の発言みたいに「お前のところは、本当に法治国家か！？」とピシャリと言っておけばいい。反日デモを政府公認でやらせておいて、次の週は無駄に人数の多い警察や軍を出して取り締まったり、今回みたいに「緊急の用事でキャンセル」といっておきながら、「やっぱり首相の靖国発言のせい」などといったり、中国もあわただしいというか、一貫性が無いというか。
　中国が大国であることは誰も認めることだが、「私の国家は大国だ、だからなんでもしても良い。」という傲慢さがアメリカ人よりも中国人の方が大きいのは、やはり教育の差だろうか！？　オリンピックも万博もやるのなら、まずは規律を正せよな〜。でも、これらが成功してかつて日本が言ったような「すでに戦後は終わった。」という状態になっても、中国は日本にたかり続けそうで怖いのだが・・・。北朝鮮に対しても表面上は経済支援なんだが、あきらかに北朝鮮の豊富なレアメタルなどの鉱物資源を狙った動きも怖い、怖い。まったく、どっちが経済的侵略をやってるんだよ・・・。

　あと、こちらは日本の問題だが、小泉首相も日本人がどんなに批判しようと靖国神社に行くのならどうせなら8/15に行くべきだ。本当に正しいと思うのなら、中途半端なことするな。靖国参拝の問題で他国からの干渉は受けるべきではないというのは正論だが、他国に「日本は本当は戦争のことを反省していないようにみえる。」と少しでも思われるなら靖国参拝は自重すべきだと個人的には思う。そして首相の発言がまずいと思うのなら、周りの者がもっと本気で止めろよなあ。「靖国のことで罪を憎んで人を憎まず。」という発言はやっぱり反省していないとも取れるもんな。
　靖国神社も戦犯者と通常の遺族を分けて、例えば神社を2つに分けるとか出来ないもんかな。神社にとっても戦犯者が奉られる場所というイメージはマイナスだろうし。そんなに簡単なもんじゃないか！？

　だいたい今更中国との仲がすぐに改善されるなんて誰ももう思っていないので、常任理事国のことも日本全体でいろいろ覚悟を決めるべきだと個人的には思う。そもそも常任理事国なんて、拒否権無いなら入る必要も必然も無いし、中国が拒否権を発動出来るような状態の国連だったら入らなくてもいい。中国と韓国がどう思うかは知らないが、ドイツが常任理事国入りをして日本が出来ないのは、他のどの国が見てもおかしいことだ。それでまた国連が日本にお金だけをせびるのなら、きっぱり拒否してやればよい。お金で名誉が買えるとは思わないほうが良いと言っておいて、せびるのはおかしいだろ。