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小泉純一郎〜狭量だけどもストイックで一途な政治家としてのカリスマ性 (木走日記)

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20050809/1123555531

 木走日記さんのおっしゃるとおり、政治家として正直であるという点においては、今回の小泉首相は評価出来る。というか、「本当にこいつに日本を任せて大丈夫か!?」とみんなが揺るいでいたところに、今回の思い切った解散で少なくとも自分の信念は通そうとする態度はアピールできたのではないだろうか。他にも問題は山積みだが、郵政民営化への奴の本気は評価してもいいかなと思う。
 今までの自民党の解散は、歴史上与党の都合の良い時に行われていたわけだけど、今回は与党の分裂も辞さずという、ある意味民主党にとっては千載一遇のチャンスというか、政権交代の危険を承知の上での決定であり、まさに政治家として退路を断った姿は賛成するにしろ、反対するにしろかっこいいと思う。

 まあ、自分の本丸とした郵政改革で少なくとも小泉内閣発足の時から言っているわけで、それをこの後に及んでうだうだ言って否決する郵政議員や、土壇場で裏切った造反議員、投票で賛成・反対を表明もしなかった欠席議員よりかは、少なくとも信念が感じられると思うよ。郵政議員だって、だったら始めから小泉に梯子をかけるなといいたい。

 造反議員が「我々こそが、自民党だ!!」って、いうけど、もう政党なんて私的にどうでもいい。「自民党の政策上、反対しただけなのに・・・。」とか「権力がおありですから、自分の都合のいい人ばかりにして我々をないがしろにした。」とか、「信念を持って反対票に入れた自民表の仲間を・・・。」なんて寝ぼけたことを対抗馬を立てられてから言うな。もともと君らが造反して始めたことなんだから、しっぺ返しが怖いならおとなしくしていろよ。亀井が小泉を「仲間なのに抹殺する気か・・・、ひどい・・・。」なんて言うのはおかしいを通り越して、滑稽にすら感じるよ。(新しい党を作らない限り、私の亀井氏の評価が上がることはない。)
 さあ、小泉の言う「自民党をぶっつぶす!!」の言葉どおり、一回壊してから、まともな人だけで再生しちゃってくれ。まともなマニフェストを出せるのなら、民主党が与党ということもありえる。とりあえず古いウミは出しちゃって欲しい。