caprinのミク廃更生日記

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特定郵便局

 1)郵便局の土地、建物は、郵便局長の所有物であり、国が、局長に家賃を払っている。自宅=郵便局の場合でも、この家賃は支払われる。
 2)局長には給料は勿論、公務員としての待遇が保証される。
 3)公務員としての定年はあるが、妻、子に世襲制的にその地位が受け継がれる。
 4)給料とは別に、年数百万円の経費(渡切経費・わたしきりけいひ)が支給される。
 5)局の営業成績が悪いと、局長会などで肩身が狭い思いをするが、公務員なので収入が減ることはない
 などなど。

http://shinsho.shueisha.co.jp/toranomaki/010821/

 今この自由資本主義の日本の中で、世襲のみの閉じられた職業がどれだけあるだろうか!? 医者にしろ議員にしろ2世が多いが、それにしたって努力すれば誰だって就業することは出来るようになっているのに、特定郵便局だけ特別な世界で一部の人が利権をむさぼっているなら、やっぱり特定郵便局減らしてもいいじゃんと思ってしまう。ああ、そうか特定って特別な権利を持つから特定なんだ、普通郵便局の方が市町村の拠点になっているから特定郵便局だと勘違いしていたけど違うんだな。

 郵政法案は一時凍結だが、だからといってこのままでいいなんて誰も思っていない。

 だいたいこの1年間をみても個人的には24時間開いているコンビニには100回以上行ったが、3時に終わり土日はやっていない特定郵便局には1回も行ったことがない。つうか仕事から抜け出さないと行けない。つまり、究極的に言うと私には無くても良い機関だと思っている。そりゃ、郵便配達なんかにはお世話になっているけど、最近じゃ暑中見舞いや年賀状ぐらいだし(出すだけならコンビニでも出来る)、それこそ郵便貯金を使わなかったら、郵便局に寄ることは少ない。メール世代の若い人もだいたいそうじゃないのだろうか!? それでも必要な人があるからこそ、すべてを潰せなんてことまでは言っていない、ただ市場の原理を働かせた健全な競争が出来る民営化を求めているのだ。

 あと、自分も昔はそうだったのだが、小泉首相は国民に対して郵政問題をもっとちゃんとした説明をしろとか、説明が足りないというのはいい加減止めようとも思う。インターネットでちょっと探せば、Blogなんかで詳しく丁寧に教えてくれるとこもあることだし、国民がもっと賢くならなければ、この国は官僚に食いつぶされてしまう。どっかのおばちゃんが「まあ、他にも問題多いし、今すぐに考えなくてもええんちゃう!?」とTVのインタビューで答えていたが、小泉の言う本丸である郵政問題を一気に片付けて外堀を埋めていった方が、他の問題の解決も早いと思うのだ。この郵政問題には、実は年金問題も税金・消費税問題も全て繋がっていて、結局は国の収入をあげ支出を減らすというただ一点のことに国民は注目すればいいと思う。どれも先延ばしする時間はもうないはずなのだから、うだうだやって問題を先延ばしにする議員の方が逆に裏がありそうだ・・・。それに、外交や拉致問題は小泉以外が首相をやっても同じようにすぐに問題が解決されるとも思えない。靖国問題も行かないからといって、中国や韓国との関係がすぐに良好になるわけでもない。

 だいたいこの問題がややこしいというのは小泉の説明が悪いというより、むしろ問題をややこしくした郵政議員がいるからだ。この古い議員達が気に入らないのは、国民はどうせ馬鹿だから利権の問題なんか黙っていたら分からないだろうと思っている態度で、奴らが引き伸ばせば自分の代まではなんとかなるだろうと考えているのなら、改革をやるとしたら衆議院が解散した今しかないし、ある意味今まで国会議員が決めていたことを解散して、国民に審議してもらう場面なんだからそれに国民が答えるのは義務でもあると思うのだ。

 例えば、ある郵政議員の地元の東京のとある地域なんか300mごとに郵便局があるわけだけど、普通に店をやっている人間からしたら馬鹿じゃないかと思う。セブンイレブンもそこまで近くにフランチャイズ店を作らない。それぐらいは国民も我慢して歩くし、そういう議員が「地方にある郵便局が無くなったら、おじいちゃん、おばあちゃんが困るではないかっ!!」と言うのは、問題のすり替えでしかない気がする。 地方の町や市も少なくなっているんだから郵便局の数も減るのは仕方ない、それぐらいの我慢も国民はする。自分の利権のみ守る世襲制度は少なくとも要らないはずだ。