まるで子供相手に噛んで含めるようなおよそビジネス文書らしからぬもの (NaokiTakahashiの日記)

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20051003#p2

いや、こういう言わなくてもいいこと言って敵作るのは賢くないなあとわかってはいるんだが。２ｃｈを好きだからこそ、言う。

君たちがフツーのビジネス文書に対して、実務に関わってる人ならまずありえないような無理な曲解ばかりしていたからこそ、avexは相手を素人だとみなして、まるで子供相手に噛んで含めるようなおよそビジネス文書らしからぬものを出してきたんじゃないのか。

あれを読んで恥じ入らなきゃいけないのは、avexの社長じゃなくて、硬い文書が読めなかった人たちのほうだよ。

　大意は納得。
　しかし、それにしてもあの文書はいただけないよなあ。いつもより平易な文を心がけたんだろうなあというのは理解出来るのだが、赤ペン先生の添削を見るまでもなく、子供に向けた文なら文でそれこそもっと吟味してから出すべきだったように思う。
　例えば「空はどうして青いの！？」や「どうして勉強しなければいけないの！？」などの子供から出る質問は、難しい言葉を使えなかったり、常識などと言われる共有された一般知識がない分、大人に対して答えるよりも実は難しい。難しい言葉は使えないからこそ、言葉を選び、分かりやすい例えを使って説明しなければいけないからだ。
　ひろゆきの質問状に対しての回答期限が迫っていたということ、殺人予告があったことなど、文章を作ってからすぐに発表しなければいけなかったということでavexに同情するところもあるのだけど、あの文章は「2ちゃんねらーはバカだから、お前らに合わせてやるよ。」という横柄な態度が見え隠れするから余計に変に感じるのかもしれない。そこには、子供に対して真剣に対峙するという任天堂のような本気は見られない。

　あと、もういい加減、ジャーナリストとか会社の偉い人が言う2chをひとくくりの集団に見て「全員、バカ」と思うのはどうなのかなあ。小さなコミュニティの集団じゃあるまいし、確かに99%はバカかもしれないが、ちゃんとした意見の出来るオピニオン1%の方を納得させないと、残りの99%も納得の方向には向かわない。「Avex氏ね」とか場をちゃかす方に言うのではなく、ちゃんと意見交換している方に本気で話さないといけない。