caprinのミク廃更生日記

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「靖国」カードが消える日 (マーケットの馬車馬)

http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_7e0b.html

 すごく冷静で的確な指摘にほれぼれした。イギリスみたいな島国は自国になぞらえて大国である中国に対抗する勢力として日本を応援しているということ、逆にアメリカなんかはアジア情勢に関心が無いということ(逆に日本もアメリカ情勢をよく知らない)、土下座外交が中国や韓国を勘違いさせているということ、しかし、その靖国カードは首相が変わりルールが変わり、効力を失いかけているということ、まったくその論調の通りだと思う。

こう考えると、今の日中関係のごたごたは、「ルールの変更」に伴う半ば不可避の混乱と言えるのではないだろうか。そして、ルール変更に伴う混乱に耐えるには、今はなかなか良いタイミングだ。日中に目先解決すべき重大な懸案はないし、日中首脳レベルでの対話が不可欠なほど東アジア情勢が不安定なわけでもない。そしてなによりアメリカの影響が強大である以上は日中紛争の激化には一定の歯止めがかかる。もし中国が今後更に力をつけていくとしたら、このルール変更に伴う負担は日本にとってずっと大きなものになったに違いない。

 不可避の混乱であるならば日本は冷静に対処していけばいいということだ。どこかの論客や新聞みたいにわめき散らすことが良い行動であるはずはない。