caprinのミク廃更生日記

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理想の旦那様 お前らこそいい加減夢見るのはやめろ。女からみれば、『お前らは女の都合を考えないから、女にモテないんだ』としか言えない。 (フィアンセ戦車)

http://fiancetank.net/note/archives/2005/12/19/2355.html

 素朴に疑問なんだが、スカートのピラピラに¥15,000ってそれって男のために買うのか!? 自分のためじゃなくて!? 女の人がファッションに精を出すのは、ただ男にアピールするためにやるのか、それとも自分の楽しみのためにやるのか、はたまた生まれながらにして持った女の本能みたいなものなのか!? ここらへんはもっとサンプルを集めてどちらに比重が置かれているのか興味がある。そして同様に男のファッションも究極的には女にモテるためだけにするものなのか!? それとも自己満足のためなのか!? 皆さん、どうですか!?

 まあ、誤解のないように言っておきますが、私はキモオタを否定しているわけではない。私もキモオタだし。モテメイク嫌いだし。
 『女にモテるためには一定の努力が必要』→『じゃあ、女なんかいらない』というのは全く否定しないし、むしろ推奨する。
 しかし、『女にモテるためには一定の努力が必要』→『努力はしないが、女にはモテたい』→『女の恋愛観がおかしいから、俺はモテない』→『俺がモテないのは女が悪い』というのは思いっきり否定する。
 恋愛は異性間の価値観のすり合わせである以上、違う価値観を認め合えない人間に恋愛は出来ない。それなのに、『キモくて金もなくてダサい俺をそのまま愛さない女がいないから俺はモテない』という人間はなにを言っとるのかと。甘ったれてんじゃねえと。
 そういうことですよ、ええ。

 このエントリは男の私からみてもまったく正論なんだけど、あまりにも恋愛弱者(恋愛競争から脱落した者)を切り(斬り)すぎると、言われた方もグサグサとくるし、言った方も恨みしか買わないから双方にとって実りのある議論には向いていかない気がする。(女の人の溜飲は下がるだろうが) 母親が息子に「あんたは駄目な子よ。」と言い続けたら本当に駄目な子が出来てしまうように、駄目な男を斬り続けても余計にいじけた結婚のできない男が出来るだけだ。自分のスペックを諦めた男供と、さらに相手のスペック向上を望む女供という今まで現実社会では接点なんかあるはずがない人達がネット上で会ってしまったというのがこのあたりの論争の不幸の始まりで、双方の言い分は片方向の責任の擦り付け合いに終始しがちだ。

 理想が高すぎる女を蔑むことも、夢を見ている男を蔑むことも男女の違いはあっても根っこは実は同じだと思う。女の理想があくまでも満点状態をいうなら、男の夢も現実にはかないっこない妄想を言ってるのでしかなく、男に「夢を見るのは止めろ」というなら、女に「現実を見ろ」と言うことにとやかく文句は言えるものなのだろうか!? 人間が男と女だけで構成されている以上、2つは表裏一体で結婚における女の問題は男の問題でもあり、男の問題は女の問題でもある。「上辺だけでロクな女がいやしねえっ!!」は、「男に見る目が無くなった。」ということだし、「だらしない男ばっかりね…。」は「女のしつけやおだてをしてこなかった。」ということだ。 
 私が考えるまでもなく結婚が双方を認め合うことで初めて成立するものだから、片方向で自分側の意見ばかりを述べ合う現状では独身者が増えているというのは当たり前といえば当たり前のことなんだろうなあ…。

 結局、今の「非モテ」に必要なのは、結婚とかおつきあいとかはまったく関係なしに、もっとおだてて3次元に連れ帰ってくれる女性なのかもしれないね。そりゃ最終的には男の努力が不可欠なのは当たり前なんだけど、間違って進んでいるマイナス方向をプラス方面に変えてくれるきっかけは男よりも女の方により可能性がある気がする。というか、女子は「勝手に2次元界で遊んでいれば〜!?」って言っている場合なのか、それらの動きと連動して女もあぶれるんだぞっ!!
 まあ、これは弱者の話だからよりセレブな層はここらへんの下層を救済しなくても上流で選り取り緑で実感が湧かないかもしれない。また、「じゃあ、私は外国人と結婚するわ。」という人もいるだろうけど、これは「パンが無ければ、ケーキを食べればいいじゃない。」と同じでことで、相当な覚悟もなしに外国人と結婚することは難しい。なにごとも簡単という話はないのだ。

 では、私はそろそろ2次元界に戻ります。(おいおい)


・関連リンク 理想の結婚相手 (kmizusawaの日記)

http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20051221/p1

まーでも結婚しなくても恋愛しなくても別にいいんじゃないか?とシングル志向の私は思うが。私は結婚したいと思ったことがないので(そういうことを考える前提としての相手もいないし、まずは「結婚すること」ありき、みたいなのはよくわからない)「理想の結婚相手」などというのは思い描いたことがないのだが、そういう意味では高望みしたことがないにも関わらず、だからといって望まれるわけでもないのだなこれが。

 若いうちの「(いつでも結婚できるから)結婚しなくてもいいや。」と言えるうちはいいのだが、20、30代を過ぎて結婚できないのはやはりまずい。こうなると「結婚しなくてもいい。」が「結婚したくてもできない。」に変わり、ヲタク世界ではどうか知らないが、一般社会では「あいつどっかに欠陥があるんじゃないか!?」という烙印を押されてしまう。事実、仕事が忙しすぎて今まで出会いが無かったというビジネスの勝ち組をを除いて、他は結婚した人達と比べて人間的魅力に欠ける場合が多く、世間的には仕事が出来ないとどんどん黙殺されてしまう。超金持ちは余裕があるからいつでも結婚できるが、将来性のない若くない独身男性はどんどん可能性を奪われているからだ。こうなると世の中に恨みつらみをいいながらひっそり生きていくしかない。ま、こんなに人から反感を買いそうなことをむちゃくちゃ言えるのも、自分がそこに猫まっしぐらまっしぐらに向かっているという実感があるからかもしれないなあ。駄目だ、一人でも生きていけるようにもっと精神的に強くならないと、みたいな。

 また、「他人に高望みはしない、だけども人から望まれもしない。」というある一種の無関心は自分がするにはいいが、他人に自分がやられると実はかなりつらいんだよなあ。ぶっちゃけ結婚しない(できない)ことによって自分は世界から必要にされていないような錯覚を感じてしまう。人は一人では生きていけないというけど、自分で家族を生み出せないような人間はどうやったって孤独になりがちで、交友関係が少なくなるから新しい友達もできない、もちろん彼女もできない、当然結婚なんてできはしないという負のスパイラルは日本人の若い一部には完全にシステムとして完成しつつあるような気がする。これぞ「希望格差社会」であり、「下流がさらに下流を生み出し、階級が固定される」という負のシステムです。誰か希望を下さい…。


・関連リンク 理想の旦那サマ (Mein Ort,Irgends)

http://d.hatena.ne.jp/dr_y/20051220#1135062570

 こちらはすっきりして読みやすい。