caprinのミク廃更生日記

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ライブドア・堀江貴文社長語録 (朝日)

http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200601240195.html

 「球界再編の中で、自分たちにできることを考えてきた。1リーグになれば、縮小均衡の方向に行く。プロ野球は公共財。512億円の現預金もベンチャー企業の経営ノウハウもある。野球界を発展させることができれば、と決意した」(2004年6月、近鉄買収の意向表明会見)

 某オーナーの「たかが選手がっ」発言に世間が反発している頃のことだよなあ。

「誤解を恐れずに言えば、人の心はお金で買えるのです。女はお金についてきます」(04年8月、著書「稼ぐが勝ち」)

 なんかこれについては、このセンテンスだけが一人歩きしている感じがする。本をちゃんと読んで前と後にある文も理解すると、また印象が変わってくると思う。ただ、この言葉に関しては「あ〜、言い切っちゃったよ、この人…。」と思ったのは確かだね。「お金も大事ですよ。」というもっとやわらかい言い方ならここまで反発は無かったのだけど、それじゃあこの本が売れないからなあ。この「稼ぐが勝ち」という題名からして、ガツンと煽って買わせるという手法の本であるので、こういう言葉が載るのは最初から想定の範囲内だろう。
 また、当たり前だが、お金についてくる女性もいればついてこない女性もいるだろう。これは女性の今までの行き方やモラルによるところが大きい。これは単に今までほりえもんの周りには、お金についてくる女性が集まってきたということでしかない。まあ、野郎もマスコミも彼の元(お金の元!?)に集まったのだから、お互いにとやかく言えた立場ではないのだが。


・関連リンク 堀江社長逮捕にネットも騒然 目立つ擁護の声 (朝日)

http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200601240176.html


・関連リンク ライブドア――いきり立つのでなく (朝日)

http://web.archive.org/web/20050223022448/http://www.asahi.com/paper/editorial.html

 次々と起こる出来事に目を奪われがちだが、ここは冷静になってことの本質を考えてみたい。

 ニッポン放送は株式を証券市場に公開している。だれが株を売買しても自由だ。投資家が株を買い集めて経営権を握ろうとすること自体を、不法な乗っ取りのように騒ぐのはおかしい。

 米国で盛んな企業買収は、持ち合いが崩れた日本でも増えてきた。次の商法改正では外国企業が自社株との交換を通じて日本企業を支配する道も開かれる。買収は時代の流れである。

 日本経団連奥田碩会長が「マスメディアも例外ではない。対策を考えて実行していくのは経営者の責任」と厳しく指摘している。同感である。フジサンケイグループでは規模の小さなニッポン放送がフジテレビの親会社となるいびつな構造を残していた。この弱みを突かれた面も否定できない。

 グループの一員、産経新聞は社説で「産経を支配するって?」と反発している。独自の言論路線を侵されたくない気持ちはわかるが、株の40%をフジテレビが持つという構造に問題がなかったか。

 公開企業の経営者は、これを他山の石に、企業グループの再編成などに取り組むことだ。それでも心配なら、株式の公開をやめる手もある。


・関連リンク 堀江社長逮捕 人の心はお金で買えぬ (朝日)

http://www.asahi.com/paper/editorial20060124.html

 これが事実なら、多くの人たちが抱いた「改革」への期待や希望をもてあそんだことにもなる。堀江社長の責任は犯した罪以上に深刻だ。

 堀江流の手法には、法律の抜け道を駆使して株式を取得したり、頻繁な株式分割で値上がりをはかったりするような、きわどさが常について回った。彼自身はそれを「法の抜け穴」だとか「脱法だとしても合法な行為」と主張してきた。

 だが、今回問われたのは、明らかな違法行為である。妙手や頭脳プレーという言葉で許される範囲をはるかに超えた、投資家への重大な裏切りである。

 堀江社長は「ライブドア時価総額世界一の企業にする」と豪語してきた。しかし、時価総額の基本はあくまでも事業からの収益である。株価の上昇にばかり目を奪われた経営では、赤字決算などを隠す誘惑にとらわれがちだ。破綻(はたん)した米国のエンロンワールドコムでも不正経理が転落の入り口だった。

 上の記事と合わせて読むとおもしろい。なんか矛盾していることを書いていないか!? まあ、違う記者が書いたのだろうけど。