caprinのミク廃更生日記

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アメリカの大学生より日本の高校生の方が実はかなり衝撃的 (できる!CSSを使いこなす)

http://blog.y-iweb.com/archives/000295.html

私は今、仕事としてGoogleとか、WEB2.0とかいわれるものに注視しなければならないと立場なのだと思う、思うのだが、それ以前の話として、既に私の賞味期限が切れいるのではないかという不安が頭をよぎっている。もう、今の高校生の感覚についていけなくなるのではないか、時代に取り残されつつあるんじゃないか、という。

上記の「アメリカの大学生」と比べて今の日本の高校生のどこが驚異かというと、同じ事をPCではなく「ケータイ」で行っていることだ。

 ビジネスで最前線に関わっている人とそうでない人との差なのかもしれないが、自分はもっと楽観的な見方だなあ。携帯世代の若者向けに自分がよく分かっていないのになにやらよくわからない携帯サービスを構築しないといけない人におかれましてはご愁傷様としか言えないのだが、ユーザーとして見た場合別に携帯を使いこなす高校生を脅威とは思わないし、PCだから、携帯だからというのは単に使う道具の違いでしかないと思う。PCが時代遅れなのは認めるとしても、ブラインドタッチの出来るPCキーボードと親指で同じボタンを数回打つのとどっちが効率的かというのは考えるまでもなくPCの方が便利だし、モバイル利用や即時性においては携帯の方が便利だ。要は適材適所で両方ともそこそこの機能が使えればそれでよい。いつかは携帯のサイズで今のPCの機能を凌駕する日が来るかもしれないが、携帯がPCにある機能のフル実装はせずにサブセットを実装するという位置づけがここ4、5年で変わるとも思えない。

 まあ、自分は携帯ビジネスに深く関わっているわけではないので、ここからは1個人のPCユーザーとしての意見ね。

 確かにmixiトラフィックのすでに40%近くは携帯によるものであるとか、本文にあるとおりBlogをあの打ちにくい携帯で更新するという現象はすごいといえばすごいが、それでmixiやBlogのテキストの内容が変わるものではないだろう。キーボードを早く打てるからといって素晴らしい文章が書けるわけではないのと一緒で、携帯で早く打てるからといって素晴らしい文章が書けるわけではない。むしろ携帯の持つ即行性により自分の中に考えを貯めて咀嚼することもせずにアウトプットだけをし続ける状態が良い状態と言えるのだろうか!? 携帯でTVを見れたからってそれは本当にただ見るだけであって、使いこなしているとはいえない。それよりも携帯依存が極端に強まってしまった人は、しまいには片時も携帯を手放せなくなって、無くすと不安になったり、喫茶店で対面に人がいるのにお互いに無言で携帯でメールを打つようになる。おいおい君らが今しないといけないコミュニケーションはそれじゃないだろう!?と思ってしまう。私達の世代の中にPCを使いこなす前に振り回される人達がいたように、携帯を使いこなすというより携帯に依存している人の方が多い高校生をことさら脅威に感じる必要はないと思う。いつの時代にもちゃんとしたコンテンツを作れる人は少数で、PCであろうと携帯であろうと95%くらいはつまんないことしかやっていないのだ。

 ただ、メールもネットも使えない話の分からない上の世代と携帯に依存し続ける話の分からない下の世代に挟まれて我々おっさんともお兄さんとも言えない微妙な世代はその世代間コミュニケーションの架け橋となり続けなければいけないのか!?と思うと、ちょっと脅威というより危機感は感じるな。上も下も馬鹿ばっかりだっといいつつ、一番自分が馬鹿だったりするので。


・関連リンク ケータイブログ世代 (大西 宏のマーケティング・エッセンス)

http://ohnishi.livedoor.biz/archives/50164134.html