日本、クロアチアと０−０で引き分け (NIKKEI NET)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060618AT1H1802U18062006.html

　クロアチアの決定力に欠けていたため、なんとかスコアレスドローで終了。最後のシュートは決められなかったが、はっきりいってスルナもプルソも止められていなかった。そして、日本の決定力はそれに輪を欠けてしょぼかったけどね。大きなところで、柳沢、玉田、サントスが決定的チャンスをのがす。パスをしたのか、シュートなのかさえ、見ていて判断がつかない攻撃というのもめずらしい。でも、本当にFWが狙って枠内に行ったシュートってあったかなあ！？ 相手ゴールキーパーへのありがとうボテボテパスとかシュートがジャストミートせずあさっての方向というのはあったけど。小笠原や中田などのMFのミドルシュートの方がキーパーの正面とはいえ、期待が持てたというのも寂しい。枠内に飛べば何かがあったかもしれないので。また、中村、中田、小笠原などの中盤からの決定的なパスが無かったためFWにチャンスが訪れなかったという考えもあるが、それにしても高原がハーフウェイラインまで戻ってきて守備に奔走する場面が多かったのはなんだかな〜と思ってしまう。今のFWがこんな調子だと次回、ブラジル戦は大黒と巻のツートップの方がまだ可能性がありそうだ。もしくは先発は高原、柳沢でもいいけど、ボールに触れない＆点が取れない状態ならさっさと見限って、後半にはすぐ変えた方がいい。(大黒がいくらスーパーサブといってもせめて15分はあげたい) またFWの拙攻が目立つと、ジーコはブラジルに直帰するからいいかもしれないけど、柳沢なんかは帰ってきた空港で城ばりに卵とか投げつけられそうだ。今更言ってもしょうがないのだが、柳沢は久保と同様で体調が万全ではなかったのなら、代表から落とすという手もあったはずで、今の決定力で万全だったというであれば、もう巻に変えてお願い。ジーコと鹿島の間柄だからねとか揶揄されないように最後のブラジル戦は決めろ、もう本当に…。

　中盤の連携、パスミスもオーストラリア戦に続いて多かった。怪我あがりの加地、病気あがりの中村は思ったほどはひどくなくてその点は良かったが、後半の最後の方は誰も足が動いてなくて単純なミスも頻発した。センタリングに関しては、やはり駒野より加地の方が期待出来る。サントスの方はチャレンジもいいが、その攻撃の後の守りのフォローもせねばならず、いいところと悪いところが同居していると思う。後半44分のサントスのクロスは最高に良かったけど誰もつめてないんだもんなあ…。

　今回はまさにクロアチアの決定力不足と川口のファインセーブに首の皮一枚だけ繋がったという感じなんだが…。う〜ん、それにしてもやっぱり厳しいなあ。細かいとこまでは分かっていないが、一応1次突破の条件を考えてみる。
　まずブラジルに勝つのが最低条件で、オーストラリア VS クロアチアもクロアチアが勝つか、ドローじゃないと駄目。オーストラリアにもクロアチアにも勝てなかった今の日本代表が、点差も3点(運が良くても2点)以上取らないと駄目というのは限りなく厳しい。主将の宮本がいないDFというのも日本代表ではほとんど見たことがないので、ラインの統率が出来ないとかなりズタズタにされるかもしれない。ま、それでも対ブラジル戦はちゃんと起きれたら見るつもりだけどね。個人的には負けてもいいから日本のFWのゴールが見たいよ…。

　ま、最後に負け惜しみみたいだが、なんだかんだいってオーストラリア戦のときほどショックはない。1戦目で負けたときに可能性はほぼなくなっていたのだから、今更条件が厳しくなったところでどうということはない。中田のインタビューにもあったように失うものは何もないのだから、最後はそれこそ開き直って良いプレーを見せて欲しいものだ。