「ラグナロク」GMのガンホー社員逮捕 「ゼニー」を不正に増やし売却 (ITmedia News)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/20/news069.html
ラグナロック自体は素晴らしいゲームだと思う。しかし、その周辺というか、日本人からお金をむしりとるシステムがパチンコのやり方と同じなのが気になる。RMTをやる奴も悪い。
・関連リンク ガンホー社員、「ラグナロクオンライン」の不正アクセスで逮捕 6,910億ゼニーを無断複製してRMT業者に売却、1,400万円超を不正取得 (Game Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060720/rormt.htm
今回の事件は「社員の不正アクセス」というくくりで扱われているが、実際はリアルマネートレード(RMT)を禁止しているオンラインゲームパブリッシャーのゲームマスターが、リアルマネートレード業者と直結し、GMツールのコマンドを悪用して、無断でゲーム内通貨を増殖させ、不正に売却益を得るという、自社の社内規定や利用規約はもちろんこと、ゲーム世界で遊ぶユーザー、そしてRMT禁止の方向に動いているオンラインゲーム業界など、あらゆる存在をないがしろにした、極めて悪質な事件である。
今回の事件に関しては、ガンホーのGM教育の不十分さ、GMアカウントの管理体制の不備、そもそもGMがゼニーの複製権限を所持していることの是非など、さまざまな問題をはらんでいるが、もっともクリティカルな要素は、これだけ大規模な不正送金が内部で行なわれていたにも関わらず、判明するまでに実に5カ月を要したというGM管理システムの致命的な不備だろう。
なお、今回の事件は、社員が仮想通貨を無断で複製し、RMT業者に売って現金を稼ぐという幾重にも禁止事項を破った上での重大な背信行為であり、ガンホーとしてもオンラインゲームパブリッシャーとしてのブランド低下の損失は計り知れないものがある。それでありながら、現行法では「不正アクセス禁止法違反」(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)という軽微な罪にしか問うことができず、仮想通貨の無断複製およびRMT業者に売り渡すことによるゲーム内経済の破壊行為について、まったく罪に問えないのはやはりおかしい。現実世界で言い換えれば、造幣局の職員が刷りたての1万円札の束を、マネーロンダリング業者に売り渡し、ドルを受け取っているのと変わらない。誰がどう見ても重罪であり、ここにも大きな課題が眠っている。これを機に、ガンホーのコンプアライアンスがしっかり整備され、かつ機能することはもちろんだが、根幹の法整備が整うことにも期待したい。
「Game Watch」の中の人がお怒りになっている。しかし、これで1400万儲かるのなら確かにチョろい。そして、このゲームも一番悪い形で終わりそうだ。ネタとして一番おもしろいのは会社自体が不正をしていて告訴されることなのだが、まあそれはないか〜。
・関連リンク 癌呆社員、不正アクセスRMTで逮捕!! (Botnews)
http://blog.livedoor.jp/botbokumetu/archives/cat_50007374.html
・関連リンク (再掲) 超大物BOTerが語るBOT・RMTオンラインゲームの闇
http://blog.livedoor.jp/botbokumetu/archives/50518431.html
・関連リンク 週刊アスキーが"RMTの闇"を掲載、癌呆を批判ww
http://blog.livedoor.jp/botbokumetu/archives/50528810.html
・関連リンク 「消費者トラブルメール箱」の集計結果について (国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_result0501.html
国民生活センターにもオンラインゲームの苦情がっ!!
・関連リンク 仮想マネーの偽造でガンホー元社員を逮捕 (ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060720/243850/