caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

『ゲド戦記』が不評のようなのに商売人根性が炸裂し興行成績は優秀な件についての考察 (切込隊長BLOG)

http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/08/07_061846.html

 アニメ業界のバブルは終わって久しいが、コンテンツのバラエティ(カテゴリーの分散)を考えると、スポーツやコメディ、映画などに並んでアニメは必須であり、それを調達するにあたって有力なアニメスタジオをテレビ局が実質的な系列下に置こうとする動機が強く働くことまでは理解できる。ただ、夏映画や年度末などの時期に合わせて広告宣伝を集中投下しなければならない都合から、なかば強引に作品を調達した結果、知名度や話題性と釣り合わないクオリティの作品が毎年各季節に投入されてしまう結果になってしまうことは遺憾である。まるで決算時期に大量投下されるPS2ゲームタイトルみたいだ。

 結局、重要なのは商売なのであって、その商売の枠内でいかに良いものを作るかという商売人根性の喪失がコンテンツの無限消費、短命化に繋がっているんだろうと思う。

 宣伝屋がその宣伝するモノを知らないで売るのはやっぱり間違い。「ハルヒ」も実はかなりの仕掛けを仕込んで放送されたが、そのあざとさをそれほど感じなかったのはやはりアニメ本編そのものにクオリティの高さがあったからだ。