ちょっと吾朗を全力で擁護してみる。 (小野マトペの業務日誌)
http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/20060731#1154308584
宮崎駿の後継なんて、誰がやっても「駿はもっとすごかった!!」と言われていいことなんてないのだけど、とりわけ吾朗だと実の息子であるがゆえによりいっそう反発が大きいのは仕方のないことかもしれない。しかし、「ハウル」の監督を降板した細田守がONE PIECEの「オマツリ男爵」でその恨みを晴らし、肩の力を抜いたところで「時かけ」のスマッシュヒットを飛ばしたことを考えると、今のジブリはアニメを製作する環境としてかなり過酷なのかもしれない。アニメーター達もなんか駿以外の指示を聞きそうにないしね。もともとスタジオジブリが宮崎駿のためだけに作ったアニメ製作会社であるのならば、後継者が育たない以上、のれんわけをして潰すのもいたしかたないことかもしれない。どうもネットで世襲の吾朗の悪口ばかり言っている人達は、ジブリが好きというより、駿が好きなだけみたいだしな。
こうなってくると、たけくま先生が言うように若手に低予算のTVアニメの仕事をやらせて地道に場数を踏ませるしか手はないよなあ…。もういい年なのに宮崎駿の苦労はまだまだ続く…。