caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

映画評「エコール」 −ロリ映画の最高峰!!− (ロリコンファル)

http://d.hatena.ne.jp/kagami/20061122#p6

奥深い森の中。小鳥がさえずり、森のさらに奥へ続く道を進んでいくと、とても美しいまるで眠れる森の美女のお城のような大きな屋敷が現れる。そこから地下へと続く道がある。長い地下道を進むと、やがて屋敷の廊下へと続く。屋敷は美しい公園に囲まれている。物語は、この外界からは完全に隔離された、公園の中の屋敷に、6歳の少女イリスが棺の中に入れられ運ばれて来たところから始まる。

 イリスは、7歳から12歳までの6人の少女達に見守られ、棺の中から現れる。少女たちは一人一人が年齢の色に合わせたリボンをしている。イリスはこれからこの豪華な公園の中に建つ家でこの少女たちと暮らすことになる。公園の中には中心から星型に5軒の家が点在しており、各家にグループに分かれて少女達が住んでいる。少女達以外は、大きな家に住んでいる年をとった召使と、エディスとエヴァという若い女性教師二人だけ。男性はいない。少女達はグループにわかれて毎日大きな家に通い、ダンスと生物を勉強している。

 訪問客はいっさい禁止されており、その公園は外界と遮断された巨大な壁に覆われ、よじ登ることも禁止されている。少女達は、壁をよじ登って外に出ようとするものは召使と化し、永遠にここから出られない、とささやきあっている。毎晩、5つの家から一番年上の少女たちが集まり、公園のどこかで怪しげな集会を開いている。ただしこのことを口外することは禁じられている。

 夏がきて、やがて秋になる。ほとんどの少女同様、イリスも以前の生活のことを完全に忘れてしまった。しかし、新入生のローラは環境になじめず、必死にここを出ようとする。彼女はボートで脱出を試みるが…。

 私も今話題のロリ映画を観てきた。まあ、この映画を観てきておいて、言い訳はするまい。少女のハダカとか観たかった、ただそれだけ。
いや、どんなに芸術性を高めようとも、カメラが少女を舐めるように撮影してるもんだから、エロいことにはかわりはない。でも、意外にも観客は男女比は半々くらいで見ただけでは普通の人が多かったので、オサレ映画として観に来ている人もいるのかなあ!? ただ、観に来る男性にまったく下心がないとは言い切れないよなあ。

ここから、ネタバレあり

感想を箇条書きすると、

・当たり前だが、コンバット越前とかメルブラのエコールとは一切関係ない。
・観客比は男女半々だった。見ただけで「こいつやばいだろう」と分かりやすいロリコン野郎はいなかった。で、意外にも女性の客も多いのね。でも、少なくともカップルで行く映画ではない。
・ストーリーは不条理そのもの。原作のフランク・ヴェデキントの「ミネハハ」がそもそも不条理らしい。おおまかなストーリーはあるものの、大きな起伏があったりしない。(少女の死はあるが、その直接の描写はない) よって、ストーリーを楽しみたい人には絶対お奨めしない。私も何回か眠たくなった。
・その不条理さゆえ、イメージ的にはキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の少女版という感じか。最初のシーンはアニメの「灰羽連盟」のような感じ。どちらにしろ、少女達の将来も明るい感じはせず、暗い映画だ。引き合いに出されている「サスペリア」も「ピクニック アット ハイキングロック」も私が観たことがないので比較は出来ず。なお、それでも暗いところは原作からカットしたようだ。
・原題は「イノセンス」で、押井守攻殻2「イノセンス」と被るために、フランス語で学校を意味する「エコール」が題となったようだ。日本ではこっちの題のほうがいいと思う。
・男性はほとんど出てこない。これだけ徹底されていると逆に怖いぐらい。また、ストーリーを裏読みすればするほど、エロく感じてしまうのは自分がエロいからだろうか!?
・監督はガチで変態だと思うが、女性監督らしい。意味もなく側転で開脚パンツを見せるとか、意味分からない。カメラアングルも下ばっかり。ロリコンを推奨するようなこの作品は、アメリカでも日本でも作ることが出来ないと思う。まさにフランス映画の面目躍如だ。(そうか!?) PTAとかから文句はこないのかな!?
・制服もレオタードもエロい。ミニのスカートはテニスウェアのそれみたいだし、生足は冬でも見せる。Kanonの制服かよっ!! バレエのレオタードは白くて薄い。そしてスジ。最後のシーンの噴水なんかもやばい。
・映像は美しい。ついでに少女のすらっとした生足も美しい。これを狙った映画のポスターもかわいいが、恥ずかしくて飾れる類のポスターではないな。しかし、この美しさは成人女性には出せないね。
・主人公のイリスは東洋系の黒髪で個人的にはあまりグッとこない。日本人としてはみんな金髪な方がフランス人形っぽくて好みだと思う。フランス人の場合逆で黒髪とかが良かったりするのかなあ!?
・自分がロリコンかどうかを計測するには良いベンチマークになる映画だ。自分的には、ロリっ娘を見るのは好きだが、これに興奮するのはちょっと無理だと思った。イリスやアリスよりもビアンカの方がいいと思うし、性の対象として見るならばさらに3歳以上は上でないと無理。(いや、それでもやばいって)
・気に入ったシーンは、ビアンカとナディアが手を繋いで電灯のついた森の道を歩いていくところ。緑と電灯の美しさに白い制服の少女二人のコンストラストが美しい。
・パンフレットはコピー紙にホッチキスをして上から黒テープで製本した作りでなんか文学系の同人誌みたい感じ。これはもうちょっと頑張って欲しいところだが、パンフに回せる金銭的な余裕がなかったのだろうなあ。

こんなところ。
一見の価値はあるので、芸術志向の方やぶっちゃけロリコンの人はどうぞ。ただ、これに背徳感なしに本気で興奮した人は本物のロリっ娘には近づかない方がいいと思う。また、小さな娘を持つ親とかは、これを見てどんなに気持ちになるのだろうか!? はっきりいって微妙な気持ちになると思う。


・公式サイト エコール


・関連リンク アニエスb.が手がけた衣装もフェチ心を満足させる完ぺきな仕上がり (MSN毎日)

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/guide/news/20061110dde018070029000c.html


・感想リンク Ecole ( INNOCENCE ) (気随式(映画MEMO))

http://d.hatena.ne.jp/NKYYSD/20060909


・関連リンク [Doll] 「エコール」人形展開催!! (エコール)

http://www.ecole-movie.jp/news/news01.html

 人形のほうが気持ち悪いけど、安心して見られるという人も多かろう。