caprinのミク廃更生日記

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わたしはきっちり終わるほうが好き (漫棚通信ブログ版)

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 で、「ドラゴンボール」の最後はどんなんだっけ、という話になって、これがもう、きれいさっぱり忘れてます。さっき読み直してみたら、最後の敵は魔神ブウでした。ブウのあともあったような気がしてたんだけどなー。で、そのブウの生まれ変わりを悟空が弟子にして終わり。覚えてました?

 まして「北斗の拳」のラストなんて、記憶の彼方。連載最後の展開は強敵が登場するわけでもなく、ケンシロウが記憶をなくして……という、テレビ版エピソードのひとつみたいな話でした。覚えてるひとはエラい。というか、いるのか?

 この二作とも、終わりどころを逸した作品と言われてますから、記憶に残らないラストはしようがない。最高に盛り上がったところで終わることが可能だったら、作品の完成度としてはどうだっただろうと想像してしまいます。「ヒカルの碁」も佐為がいなくなってからはやっぱ違う作品で、これもきちんと終わったとは言い難い。もし、「サイボーグ009」があのシーンで終わってたら…… 

 他方で、「幽遊白書」や「スラムダンク」みたいに伏線や広げた風呂敷をまったく無視して、ばっさり中断みたいな終わり方をしちゃった例もあります。これも作品として幸せな結末ではありませんでした。

 ジャンプの黄金時代の漫画はすごい大作が多いけど、すっきり終わったというのは意外と少なかったりする。うまい具合にまとめられなかったのは、作者の責任も多いけど、ジャンプ編集者のせいでもあるよなあ。こちらに出てきた「ドラゴンボール」も「北斗の拳」も人気の高い時はずっと終わりを先延ばしされ終わる時期を逃したという意味で、ジャンプ・アンケート至上主義の犠牲者であったように思う。他に「スラムダンク」も「るろうに剣心」も「幽遊白書」もうまくいかなかった。「ハイスクール奇面組」なんか、夢オチラストでいまだに軽いトラウマだからなあ…。
 自分がきっちり終わった漫画で思いつくのは、「寄生獣」と「夏子の酒」とかかなあ。ジャンプできっちり終わった奴って、何があったかな!? 「デスノート」はエル編で終わってもよかったけど、まあどちらかといえばまとまった方だよな。