京アニのKanonは淡々としすぎ (青ひげノート)

http://d.hatena.ne.jp/terasuy/20061122/p1

　アニメ版のKanonがイマイチなのは、京アニが悪いのじゃなくて、Kanonそのもののストーリーが悪かったからではないのか！？とあえて言ってみる。実際、真琴のストーリーが動き出すまでの描写は中だるみしていたと思うし、4、5話目でところどころで作画が落ちていたのは本当だろう。と、言ってもこの嘆きは「京アニにしては」という形容詞がつくわけで、崩れたといってもまだまだ他の凡庸なアニメに劣るわけではない。それに、中だるみといっても後半盛り上げるための伏線張りとか、登場人物の正確把握のために必要だったシーンも多かった。「AIR」や「ハルヒ」みたいに全13話では食い足りないし、全26話では中だるみに感じる。ああ、なんてアニメ野郎はわがままなんだ。

　ま、自分なんかはとりわけお気楽に見ているもんだから、今まで起伏がなかった分の後半の反動の大きさ、とりわけ各ヒロインの「誰が最初に脱落するか！？次に誰が脱落するか！？レース」(最初は真琴に決定)をワクテカで楽しみに待っていた。次の脱落者は舞か！？ 栞か！？ とりあえず1/3ぐらいの途中でやいのやいの言わずに、まあ京アニを信頼して見ようではないか！？

　つうか、「Kanon」の前にやっている「あさっての方向。」もかなり淡々としている。私は、エンディングを把握している「Kanon」と比べて、先の分からないこっちの方がストーリー的に楽しみにしているのだが、どうにもヲタクの間ではあまり話題になってないよね、このアニメ。Suaraさんの唄がいいよね〜。

・言及リンク 京アニだって駄作は作る (はじめてのC　お試し版) (再掲)

http://d.hatena.ne.jp/hajic/20061126

・言及リンク 原作つきアニメの作り方・シリーズ途中で評価を下すこと (SSMGの人の日記)

http://d.hatena.ne.jp/megyumi/20061129/p8

　だいたい同意。自分にとってはまだ1/3だったのだけど、逆に評価が定まるには1/3もあれば十分というのも理解出来る。