caprinのミク廃更生日記

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CDTubeの使い道 (音楽配信メモ)

http://xtc.bz/index.php?ID=394

CDTVなんて俺も久しく見ていない。実際あれをランキング最初から最後まで見るには時間がかかりすぎるし、自分が興味のない楽曲を見せられても「今こんなのが流行ってるんだね」的なことを知る以上のメリットはない。だったらネットで興味のあるものをオンデマンドでぱぱっと見られた方が時間の節約になるし、「ネット的」だ。置かれているのは商品を「宣伝」するためのPVであるわけで、自動的にその商品を(Amazonを使って)「販売」するシステムまでも整っている。だから、音楽業界はこういうサービスを見たときに怒りまくって潰すのではなく、まず最初にCDTubeが存在したことでどれだけの経済的損失が生まれたのか、あとはここ経由でCDの販売促進効果がどれだけあったのか、本気で調べてみるということから始めればいいんじゃないかと思う。それこそ作者の人に始めてからどれだけAmazonアソシエイト経由の購入があったのか聞いてみるとかね。

 Web2.0なサービスって、アメリカ人の経営者なら結構おもしろがってくれてアクティブに自分の商売に組み込もうとするのだけど、日本人の経営者だとどうにもこういうサービスは自分らの商売を脅かすものとしてネガティブに写るらしく、目の敵にされているように思う。デジタル放送の録画の縛りなんかもそうで、消費者を泥棒とみなした商売がいつまで続けられるのかどうか!?
 消費者としてはもっと声を張り上げるべきだが、最終的にはコンテンツホルダーの裁量に期待するしかない。その経営者が自分にとって良く分からないモノでも積極的に価値を見出せるかどうかが重要なのかもしれないね。まずは、これによって生じた損得を徹底的に調べろという点は大いに同意。得が大きいならうまくそのサービスを取り込むべきだし、損失が多いのなら自分のところでもっと素晴らしいサービスを立ち上げるべきだ。ユーザーにこういうサービスを作られている時点で企業としては遅れをとっているのだからね。

なんか数年前は音楽業界の中に、こういうサービスが登場したときに素朴に「あーあれ便利だよね。面白いよね」と言える人間が結構いたと思うんだけど、そういう人は今はどんどん独立したり、閑職に追いやられちゃったりして、本気でこういうサービスを潰したいと思うガチガチな人ばっかりになっちゃった印象がある。実際のところ、そのあたりどうなのかねぇ。

 これが本当だとしたら、ちょっと未来は暗いかな!? 歌の販促にYou Tubeを積極的に利用したいとしたコロムビアの人とか、そういうアクティブな人の声がもっと大きくなるといいのだけど……。