caprinのミク廃更生日記

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竹熊先生について (アニオタフォース)

http://aniota.jp/mt/archives/200705/23-2251.php

 竹熊氏の場合、漫画の原作もやっている著作権者であるから、こういう問題に敏感なのはある程度当たり前だと思うのだけどなあ。むしろ、彼の著作保持者としてのある意味一方的なテキストに対して、まるっきり鵜呑みにし過剰反応する受け手の読者側にも問題があるのでは!? アルファブロガーやその筋の有識者が、常に正しいことを言っているとは限らないし、読者に常に正しさを強要されるようになってはブロガーは何も語れなくなってしまう。また、その主張が間違っているのなら、この人のような冷静な人がちゃんと指摘すれば、議論も深まりバランスも取れるというものだ。そういう意味では、竹熊氏の意見もアニオタフォースの人の意見も自分にはためになった。自分的には、それを踏まえた上で、竹熊氏の意見は少し大げさかもしれないが、それでも『Winny』の作者や『画像ちゃんねる』の管理人を捕まえるロジックを持つ警察に独自の判断で同人誌の取り締まりを行えるような隙を与えたくないというのが正直なところだ。違法DVDやP2Pの違法ファイルの取り締まりがメインならもっとそこを明記して欲しい。そうやって条件付けを厳しくしておかないと、車のネズミ捕りみたいに警察のその時の気分で取締りを行われたらたまらないもんな。現実にはあり得ないとしても、「画像ちゃんねる」を取り締まれるのなら、検索でエロ画像を引っ張ってこれる『Google』とかも取り締まらないとおかしいという話にもなってしまう。『Google』より『画像ちゃんねる』の方が捕まえやすいとかで、判断されても困るし。

 竹熊氏の「非親告罪化」の危険性を問題提起したテキストはそれで結論が出たわけではなく、ネットやBlog界での議論はむしろこれからだ。ただ、法案が通ってからでは遅いので、その前にネットユーザーの声を国会にまで持っていってなんとか改善して欲しいものだ。