caprinのミク廃更生日記

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テレビ朝日ANN「当て逃げ動画」 (YouTube)

http://jp.youtube.com/watch?v=MFK-r8jnzuc

 電話が壊れちゃったか、そりゃ仕方ない。


■関連リンク 「当て逃げ動画」ネット公開で波紋 車所有者は会社クビ (asahi.com)

http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200706250400.html


■関連リンク リンチと化す“祭り” (Apes! Not Monkeys!)

http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C1634184641/E20070626094347/index.html

被害者本人が、捜査が進まないことにいらだつのもまあわかる。しかし第三者として考えた場合に、被疑者を逮捕してまで取り調べるのが妥当な事件かと言えばとてもそうは思えない。同様な当て逃げ事件がちょくちょく起こっているであろうことは容易に想像がつくが、たまたま車載カメラの映像が記録されていたという理由で(より重大な被害が発生している事件に割かれるはずであった)リソースをこの事件に投入することが「正義」なのか? たとえ所有者=運転者=犯人だったとしても、それが法的に確定しない段階で「取引先や職場に迷惑をかけた」といった理由で懲戒解雇するというのは人権という観点からいってかなり問題があるわけだが、もし「所有者は車を当時貸していて誰が運転していたかわからない」という言い訳が事実だった場合、“祭り”に加担した人間たちは一体どう責任をとるつもりなのだろうか?

 祭りは派手な方が楽しい。ただ、それだけで人は他人を傷つける。つうか、リンチしている側はその自覚が無いのだから、コメント欄も議論がかみ合っていないような。法的にこれ以上、車の所有者を責められない憤りから、逆にこういう祭りが加速しているのだと思う。mixiでのコメントを見る限り、「これだけ車を大切にしている人が、どこの馬の骨とも分からない不特定多数の人に果たして車を貸すだろうか!?」というのが一点。TVで車の所有者が言っていたが、「そんなに都合よく携帯が壊れて、(恐らく貸していた相手の)電話番号が分からなくなるだろうか!?」というのが一点。所有者の会社が「現時点ではこの人が乗っていたとは断言出来ないが解雇した」というのは、少なくとも会社側が「こいつは限りなくクロだ」という判断があったからではないだろうか!? こういう流れを読むとやっぱりこの車の所有者は微妙だなあ。