caprinのミク廃更生日記

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再提言:世代別二院制 (アンカテ)

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070731/p1

 若者は老人に「お前たちの利権にいつまでもしがみついているんじゃなくて、若者に譲れ!!」と言うだろうし、逆に老人は若者に「昔の方がずっと生活は貧しかった。この豊かな日本で何甘ったれたことを言ってるんだ!!」と言うだろう。どっちもお互いのことが見えていないんだよなあ。年金問題にしたって若者は「なんで私の働いた分の税金が老人にばかり行くんだ!? 今の自分はこんなに苦しいのに!?」と思っているだろうし、老人は「今まで日本を支えてきたのはこの私達だ。これをもらうのは当然の権利だ」と思っている。若者は「今の日本をダメにしたのは、老人たちだ」と思っているし、老人は「今の日本がダメなのは、今の若者がしっかりしないからだ」と思っている。この世代の溝はなかなか深そうだ。
 そもそも世代別二院制というか、元老院みたいなお伺いシステムがちゃんと機能するのは、若者がその長老たちを尊敬している場合に限ると思うので、今の日本だと、世代だけで派閥や思想を区別するのも、対立が熾烈になるだけでちょっと危険な気もする。お互いに相手がどう思っているかを可視化するために、世代間格差の問題をあぶりだすことには賛成だけどね。要はその後、「こちらはこれだけ譲りますから、そちらもこれだけ譲歩して下さい」という話し合いが冷静に出来るのかどうかだ。


■関連リンク [Book] 書評 - 若者を食い物にし続ける社会 (404 Blog Not Found)

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50882855.html

 この「ジジババ自重せよ」は、現在、年金でギリギリ暮らしている人、貧困にあえいでいる弱者の老人には向けてはいけないと思った。あくまで「強者のジジババ自重せよ」であって欲しい。


■続きリンク ずっと高齢者のターン (アンカテ)

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070731/p2

そういうふうに世の中の仕組みを考えなくても、十分生きてこれたのである。

というか、裏付けのない夢を持つことがむしろ奨励されたのである。

だから、高齢者も若い頃は、今と同じかそれ以上に搾取されていたのかもしれないが、「輝かしい未来」というコモンズ(共有地、共有財産)を与えられていた。それを食い散らかしてそのまま逃げようとしていることに無自覚であることが、私にはフェアでないことのように思える。

また、「輝かしい未来」というコモンズ無しで生きる知恵にしても、それを再興するための努力にしても、若い人の方がずっと真面目に考えていると思う。

年寄りは「ずっと俺のターン」と言い続けている恥知らずなフリーライダーにしか見えない。

 「高齢者が食い散らかす」というイメージは確かに若者の中にあるかもしれない。定年後は、死ぬまで海外のリゾート地に移住して暮らすとか、うらやましいというよりねたましいよなあ。日本内で消費をしてくれればまだ助かるのだけど。