caprinのミク廃更生日記

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あったらしいエヴァがきたー (失踪外人ルー&シー)

http://d.hatena.ne.jp/lu-and-cy/20070902/neoeva

しかし早めに見ておかなければ今後ネタバレにひっかかるのは間違いない。間違いないけど、それがどうだって気もするんだよなあ。第一作目だからバレってほどの展開はないであろうし、そうでなくても別に…っつう。というのも今の俺、ジメジメしたもん見たくないんだよな。エヴァを見て死にたくなったとか言いたくないじゃん。だいたい今更エヴァリメイクってだけで後ろ向きなのに、内容はといえば、あの玉無しがメソメソし続けるだけなんだろ?ミサトのマンションから一歩も出ずに。

 今回のシンジはわりかしポジティブに見えるので安心して観賞して下さい。
このリメイクを後ろ向きと見るか、前向きと見るか、他人の感情は分からないけど、少なくとも自分は前向きだと思ってる。


■関連リンク エヴァブームの当時の熱狂ぶりをふりかえってみた (GilCrowsのペネトレイト・トーク)

http://d.hatena.ne.jp/GilCrows/20070902/p1

エヴァンゲリオンをいきなり放送してもオタクしか見ないかもですが、当時の熱狂振りは凄まじく、クラスメイトでも見ている人はかなりいました。そしてその内容や細部にいたるまで考察をしあったりしました(謎本とか考察がめちゃくちゃ流行った)。TVニュースでもその熱狂振りが伝えられ、「エヴァにはまる大人たち」…的な特集が組まれました。大の大人が次々はまる様は、ブームの只中にいる厨房の私にも異様に映りました。夏休みに放送された二度目の再放送の時には普段アニメを見ない親父も見てました。「綾波レイは本当は碇シンジの母親なんじゃないか?」と大真面目に聞いてきたときには親父もついに頭が狂ったのかと思ってしまいましたw

 親父殿の鋭い考察にワラタ。
 自分の場合はヲタクじゃない同僚に「これアニメなんだけど、おもしろいよ」と第1話と第2話の入ったビデオテープを渡されたのが、エヴァに会った最初です。そう、この頃はまだビデオテープなんです。HDDレコーダーといえば、PCのビデオキャプチャーがメインで、アニメマニアはLD(レーザーディスク)を買って楽しんでいた頃の話。
 そしてエヴァは夕方の5時半という中途半端な放映時間であったため、ヲタクなのにすっかり初回を見逃していたという……。その後ブームになって、会社の上司が「エヴァっておもしろいの!?」と聞くくらいに一般にも知名度の高いアニメになった。他のアニメでそんなことは一度も無かったもんなあ。


■関連リンク 復習:『新世紀エヴァンゲリオン』 出会い〜劇場版 (∀ddict)

http://d.hatena.ne.jp/takkunKiba483/20070830/p1

http://d.hatena.ne.jp/takkunKiba483/20070901/p3

http://d.hatena.ne.jp/takkunKiba483/20070901/p1

本の内容は当時の大学生・大学院生が自分の専門分野から『エヴァ』を語るというものだった。この本がネタばれと盛り上がりと、同時に一部の皮肉交じりの冷笑を知らせてくれた。

最も自分がショックだったのは評論という言葉でさえ頭になかった自分に、悪く言えば作品をダシにして自分が知っていること(や時には自分自身のこと)を語ってしまうというスタイルを知ったことだった。

 なぜかエヴァを語り始めると自分語りになるというのは感覚としてよく分かる。

シミュレートした脳内妄想を上回る驚きがあった、という喜びが『エヴァ』を見れた当時の素直な感想だった。が、自分が『エヴァ』を嬉々として見ていたころには世間では劇場版の上映が半ばまで過ぎており、『エヴァ』の作品のブームとはまた別の運動がネット上で展開されていたらしい。もっとも、ネットでファンアートをかき集めるのに必死だった私はそのことを知るよしもなかったのだけど……。


■関連リンク この作品が、この世代の多くの人にとって特別な存在だったのは間違いない。それは、アニメを普段全く見ないって人たちにも (our favorite summer wasting)

http://d.hatena.ne.jp/summerwasting/20070903/

碇シンジはある人にとっては鏡であり、ある人にとっては捌け口であり、ある人にとっては嘲笑の的だった。でも、共通してたのはみんなこの作品に飲み込まれ、どっぷり浸かってしまっていたって事。そして自分達の世代を代表する未曾有のカルチャー・アイコンとして、ちょっとした誇りみたいなものも感じていた所があったと思う。次第に「社会現象」なんて冠が付けられ、ワイドショーに取り上げられ、新聞に取り上げられ、週刊誌や文芸誌にも取り扱われる事になった。そんな「大人までもが大騒ぎしてる」って状況に興奮を禁じえなかった人はきっと多かったはず。前述の「なんだ、大人は俺たちが何を消費するかに左右されてるんじゃん」って感覚。大人たちを踊らせ続けていた「女子高生やストリートの兄ちゃんたち」になれなかった人たちは、エヴァがその感覚を消化させてくれる格好の存在になっていた部分があると思う。


■考察リンク ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序の伏線、考察 (週刊少年二次元)

http://2nddimension.blog79.fc2.com/blog-entry-236.html

 現時点で答えを出すことは不可能ですし、これ以上管理人の妄想文を書くのもどうかと思いますので考察はこの辺りで終わりにします。考えれば考える程謎が深まるからこそ今でもエヴァは新しいアニメであり続けるのでしょうね。

■考察リンク ヱヴァの分析 (EMPTINESS)

http://d.hatena.ne.jp/emptiness/20070902#p1

 ところが今回のヱヴァ新劇場版は、そっち方面に媚を売るコピーをつければまさしく、「エヴァンゲリオン自身によるエヴァンゲリオン」に他なりません。詳しくいえば、エヴァンゲリオン自身が、自身そのものであるところのはずのエヴァンゲリオンを模倣――どころかサンプリングしているのです。かつて公開されたEVANGELION:DEATHの頃から、確かに展開レベルでの再構成 Rebuild の意識はありました。しかしながら今回はそのレベルではない。例えばDeathだって、劇場のスクリーンにサイズをあわせるために既存場面の書き換えを行っているわけですから、その意味からいえばTV版の模倣をやったわけです。(それはあえて言うならば、庵野こそが、それこエウレカごとき切り貼りではなく、一番上手いエヴァのサンプリングを行ってしまったわけです。)

■考察リンク もしかしたら「逆行」エヴァかもしれないヱヴァ――ヱヴァンゲリオン新劇場版が二次創作かもしれない五つの理由 (N.S.S.BranchOffice)

http://d.hatena.ne.jp/north2015/20070901/1188667098

いやじっさい。
これが逆行だとしたら、二次創作的に既に出ている(そして別に原作では明かされていない)なモチーフの採用ということになり、そこらを(自称)フィールドワークしてるような人間にはえらく面白いのは確かである。
というわけで、すれっからしエヴァファンも、騙されたと思って見に行くことだ。
でも、ファンとしては、そうではないヱヴァをやっぱり原作者には期待しちゃうけれど。


■考察リンク エヴァじゃないよ、ヱヴァだよ (「やってみるさ」)

http://d.hatena.ne.jp/CHONO/20070903

と、様々な妄想が働きまくった帰りの電車がとにかく楽しかったです。その妄想の全てを友人と話しながら。個人的には最近のジョジョの様な「パラレルワールド」の可能性は非常に高いと結論付けたけど、家に帰ってパソコン立ち上げたら驚きの感想は多くで見られたし、2ちゃんねるでは早速謎・伏線について活発な議論がなされていた。結構自分が思っていたパラレルワールド説が多くの人もしっかり感じ取っていたみたいで(庵野総監督の言葉を借りて、ループ説としている)そこに参加してあれやこれやと言い合うのがスゴイ楽しかった。(変更点・伏線らしき事柄が全部書き出されてるんで気になった人はエヴァ板へ。)

思えば、エヴァがあったあの頃は2ちゃんねるが無かった。謎と解釈を持ち合わせても自由に吐き出せる場所が狭かった。それを大いに吐き出し、あれやこれやと妄想を働かせるのがこの映画の楽しみ方でしょう。そして確認したところその議論も既に一周したみたいで。初日に映画を見て、その議論の一週目に参加できた事がスゲー楽しかった。勝ち組の一人だったと思いますよ自分は。


■感想リンク エバのこととなると、脳がな (絶叫機械+絶望中止)

http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20070901#p1

エバンゲリオン好きだったなら、観に行ったほうがいいよ、そして自分の中のエバンゲリヲンと対峙するんだよ。しなくても別によいことだけど、でもやるんだよ。

 初見の感想は、美味しんぼの京極さん風に言うなら
庵野はん、なんちゅうまっとうなエヴァを作ってくれるんや!」
という感じ。

 およそ10年間、エヴァってどうでも良かったんだ、ほんとに。劇場場が終わって、晴れ晴れした気分で「終わった!」って思って、すっかり忘れてたんだエヴァのことなんか。今回だって林田さんに誘われなかったら、初日に行ってなかったもの。

 それが全然どうでも良くなかったんだ、この10年間は、エヴァ的なものから無意識に離れていたんだってことに、気付かされちゃったんだよ、映画観てて。劇場でまわりを見渡せば若い子ばっかり。観に行った友達の中で、こんなに興奮してるのは、おれだけ。

 京極さん、ワロタ。まさにそんな感じ、「ハフハフッ!!ムハッ、こ、これは!?」みたいな。


■感想リンク 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を見たゼ! (空中キャンプ)

http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070902#p1

ただし、「2007年にこの作品をリメイクする必然性はどこにあるのか」についてだけはとても気になっていた。庵野秀明という人は、時代の空気を察知するのがうまいとおもう。そこが、彼いちばんの魅力ではないだろうか。わたしにとっては、エヴァは九〇年代をどこまでもリアルに取り込んだ作品だったし、そこがスリリングだった。だから今、エヴァをもう一度リメイクするのであれば、それは今の時代を反映していないと意味がないとおもった。説明がむずかしいけれど、エヴァには九〇年代という時間が、濃縮されてぎっしり詰まっているような気がするのだ。

 自分の視点にはなかった意見だけど、すごくハッとさせられた。ミサトの描写は確かに今風なんだよなあ。あの手をギュっと握るシーンはとてもイイ。ミサトさんのお姉さん度、好感度アップです。シンジを叩かなかったのは、現在のゆとり教育を反映してちょっとアレだけど。(笑)
 しかし、よく考えたらもうシンジよりもミサトの方が自分の年に近いんだよなあ……、時の流れは恐ろしい。


■感想リンク やっぱり僕ら、エヴァンゲリオンが大好きだ! (ドリフトウッド)

http://d.hatena.ne.jp/farrah/20070902#1188714162

もちろん、それ以外にも映画として諸々の事情でわかりやすくする必要があったのだろうなと思います。そもそも10年経ったからまた劇場版やりましょう、なんて、当然ビジネス的な理由のほうが圧倒的に強いわけだろうし、パチとかスロとかで当たったから制作費が出て、さらにそれらの新規市場を拡大するためにも新ネタをやれよ、という以外の理由は見当たらないわけですが、まあビジネス的にはそれでやるとして、じゃあ制作者としてそん中でやれることは何?どうやったら今伝わる?何が最適?ってのをちゃんと考えてるっぽいのもいいな、と思います。それこそ技術だとか予算の制約とかがあった上でですが、「何か」を描写する必然性があると制作が判断したら作品内にその「何か」の描写が発生します、だけど、それがユーザーを楽しませる(そしてお金を気持ちよく払ってもらう)という大目的を満たしているか満たさないかの違いがありますね。で、大目的をストレートに満たしながら表現を盛り込んでくるという、「様々な事情の中、制作物で金を稼ぐ」ことに対する姿勢を今回感じ、まあ要はちゃんと仕事してるなっていう、共感を覚えたりしました。


■関連リンク 女性管理職が動かす新しい組織モデル (玖足手帖)

http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20070903

アニメ作品内での主人公の立ち位置の問題を描くのと同時平行して、
葛城ミサトが今回の新劇場版において篠原涼子的30代女性管理職として描かれるように微妙に改変されている。
これは、アニメ主人公だけでなく、F1ドラマ層への波及力を持たせようとした試みだと考えられる。
安野モヨコとの結婚も大きな影響だと思われ。
当時エヴァにはまった同人女性をまた呼び戻す共感材料でもある。
それはそうだが、ここもまた、単純に女性に共感されるハヤリのドラマのフォーマットを盛り込んだだけに留まっていない。

 今回少し危惧してしまうのは加持さんが登場した時に、ミサトが彼の役も担ってしまっていて、シンジにとって身近な頼りになる男の相談役が必要じゃなくなっていることかもしれない。ま、それはさすがに考えすぎだろうが。


■未見リンク 確かにあれは、一大ムーブメントだったことはまちがいない (排他的オナニー時空)

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20070903/1188771351

基本スタンスとしては、今回の映画は斜に構えて映画館に入った人が多かったと思うんです。たぶん。俺も予備知識なしに見たらたぶんそうしてただろうし。確かにあのときのブームは自分たちのなかになにかを残したけれど、熱は過ぎ去った。これもやっぱり公開前に多くの人が抱いていたに違いないだろう感情だと思うんだけど「いまさらエヴァ」ってのがあるわけです。あれから10年ちょっとです。当時熱狂していた人たちのうえにも同じ時間が流れている。いまさら映画見に行こうと思う人たちなんて、筋金入りのオタですよ。目も肥えていれば、多少のことでは驚かないだけのふてぶてしさも持っているだろう。懐古趣味で絶賛するような甘い人たちではないと思う。

 いい意味で裏切られたのは確かです。本来ならこのアニメと決別するために劇場に行ったのに、自分の中でエヴァ熱が再燃してしまう始末、綾波〜!!(結局、それかい)


■感想集 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 作品ユーザーレビュー (Yahoo!映画)

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327253/

 思いの他、高評価。そろそろアンチが沸いてきそうなんだけど。