I (don't) need you 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序』感想 (最果て系×××れたセカイ)

http://d.hatena.ne.jp/mine-o/20070904

というか、エヴァをせっかくリメイクするんだから内容面だけでなくらき☆すたみたいに形式面にもこだわって欲しかった。少なくとも、エヴァの当時よりもアニメを見るという行為に関する環境はドラスティックに変わってるわけで（ブログ、ニコニコ、などなど・・・）そこら辺にも目を配ってほしかった。というのもあの最後の予告編は面白かったから。あそこだけエヴァを相対化していて観客の「今の時代にエヴァを見る」という環境に対する配慮があった。見ながら考えてたんだけどぶっちゃけ劇場で見るのつらかったから、いっそのことテレビシリーズでリメイクしてくれればいいんじゃないか、とか思ったわ。新番組『新世紀ヱヴァンゲリヲン』みたいな感じで毎週三十分ずつやるの。で、少しずつ壊れていくという（笑）。ニコニコで比較動画とかうｐされて少しの違いだけでおおわらわ。的外れな考察でまくり、みたいな。でもこのほうがばばーんと特大ロードショーみたいな感じでやるよりもスリリングだと思うけどな。

■感想リンク ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序（ネタバレあるかも） (失踪外人ルー＆シー)

http://d.hatena.ne.jp/lu-and-cy/20070904

つっても最初は想像以上のメソメソ100連発にうんざりしたんだが。いや、あんな酷い目にあってるんだから当然なんだけど、展開の早さと1話区切りのリセットがないせいで、序盤は数分おきに泣き喚いてるかメソメソしてるかの二択っつう印象。テレビ放送時も「シンジがメソるシーン、いっそバンクでよくね？」とか思ったほどだったが、集中的に見せられると疲れるな。テレビ版との違いに「おっ？」ってなることもけっこうあったけど、ダイジェスト化による理不尽感増幅がなあ。ミサトの「駄目よ逃げちゃ！お父さんから、何よりも自分から」とかテレビ版と同じなのに理不尽感に満ち満ちていた。自分から逃げるとか、そんな話してねえよみたいな。しかし、そんな中でもシンジがひとたび決意を固めた時の演技は妙に男らしいんだよな。それは気持ちよかった。これが 2007年の気分なのかもしれないと思いながら見てた。