caprinのミク廃更生日記

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『エヴァンゲリオン』という作品と、そのファンの10年間 (SSMGの人の日記)

http://d.hatena.ne.jp/megyumi/20070908/p9

『EOE』から現在に至るまでの10年、『エヴァ』を取り巻く状況は明るいものではなかった、といちファンとしては感じる。主人公の内面救済に徹したTV版最終回を受けての劇場版の、これまた賛否両論(というか"否"の方が目立ったように個人的には思うけど)を呼んだラスト。「現実に帰れ」というメッセージが功を奏したのかは別として、多くの人間があの時点で急速に熱狂から醒めていった、と記憶している。監督・庵野秀明が『彼氏彼女の事情』の後、実写作品に傾倒し、アニメ業界から半引退状態であったこと(実際は『キューティーハニー』などちょこちょこやってたけど)。同じように、当時と比べメインキャスト陣が三石琴乃、立木冬彦などを除いて第一線から退いていること。近年のGAINAX社作品の評判。そして、ゲームなどの関連商品の評判。製作側としては『ガンダム』のような長く愛されるコンテンツとして成長させていきたかったのかもしれないが、その試みはお世辞にも成功しているとは思えなかった。貞本義行の漫画版がいまだに売れ続けていても、パチスロがどれだけヒットしても、実感、というものが湧かなかった。


言及リンク ・・・・・・・私は、いつになったら”碇シンジ”から抜け出せるのだろう(ぇ (ぎりぎりインサイダ?♪な日常)

http://wao.blog3.fc2.com/blog-entry-1056.html

そうでなく、ドロップアウトしなくても、”危ないギリギリライン”で制服組時代をなんと送った人間にとってはまさに碇シンジに、と言うよりもその心理描写に重なる部分があり、そこでのめり込んだのだと思おう。”自分の中の自分。他人の中にいる自分”とかね。
ちなみに私は”陶酔”に近い状態で、あの作品にのめり込んだ。自分の周囲に対する考え方、社会に対する接し方、レゾンデートル、etc・・・。
私達の世代でブームになったのは、95年から98年頃の中学生は、影のある部分が多かったってこともあるかもしれませんね・・・。
10年経って、だいぶ”こなれて”きたかもしれませんが、やっぱりどこか”当時”が残っていて惹かれるのかも・・・。