自民大雪崩、福田「総裁」決定的…額賀断念、麻生孤立「派閥の時代」復活 (ZAKZAK)
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派閥レベルでは完全に孤立した麻生氏。それでも、麻生氏は同日午後3時過ぎ、党本部で会見し、「まだ誰も政策発表していない段階で、派閥の支持が決まるのは派閥による談合と非難される。出ると言った人が出ないといったような事も聞いている。きちっと政策を党員、党友、国民に堂々と問いたい。小泉氏以前の派閥政治に戻してはいけない」と出馬を表明した。
電光石火のごとく決まった今回の福田氏擁立劇。町村派の有力筋は「すべては森−青木ラインのシナリオ通り。これまで森、小泉純一郎、安倍晋三各氏と3代続けて町村派から総裁を出し、3代目が政権を投げ出しただけに、表向き町村派は自重し、他派閥から福田氏擁立の声をあげさせた。今回も2人はキングメーカーとして影響力を発揮しようと思っている」と話す。
伏線はあった。森氏は参院選投開票が行われた7月29日、都内のホテルで青木氏らと会談し、「福田暫定内閣」に向けたシナリオを描いた。安倍首相の続投の意思が固かったため、幻に終わったが、腹の底には「いつかはコントロールしやすい福田総裁を実現させようとの思惑があった」(政界有力筋)。
政治の時代は逆戻り。日本の未来も後退か!?
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