caprinのミク廃更生日記

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『漫画賞』に思うこと (空気を読まない中杜カズサ)

http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20070926

 おっしゃることにはほぼ同意。でも、具体例を挙げて恐縮なのだが、連載終了した『ヨコハマ買い出し紀行』が今年、星雲賞を取った時、自分は「連載中に賞を取らせて欲しかった……。」と逆の気持ちを感じたんだよなあ。賞そのものにたいした販促効果はなくても、やはり最新刊の帯に「○○賞を受賞!!」とか出ていればやはり箔がつくし、最終巻が出た後にそういう賞を取っても帯が付くことも増刷されることもまずないからね。(アニメ化や映画化のために増刷されて「ついに映画化!!」みたいな帯が付くことはあるけど、賞を取っただけで帯が追加されることはまずないと思う。)

 そして、なによりも10年以上続いている漫画とかが、その連載途中で賞を取ると、漫画家のモチベーションも上がると思うんだよなあ。途中で賞をあげるというのは確かに他のメディアと比べても稀有な例かもしれないが、自分は「功労賞」+「これからも頑張ってください」という意味合いで出される賞があって、漫画家の作品が調子に乗ってさらによくなるのなら、それはそれでか構わないと思う。(『ネギま!』も『絶望先生』もお手盛り講談社賞ではあったけど、賞を取ったことによってなんかその後の連載も良くなった気がする。) だいたい『こち亀』や『FSS(ファイブスターストーリーズ)』とかみたいな長期化している漫画になると、いつまで経っても賞があげられないからね。