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「意図的削除はしていない」が…… 謎深まる“消えた初音ミク”問題 (ITmedia News)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/22/news088.html

 ただ、Google日本法人によると画像検索のクロール頻度は「公称」で約4週間に1回。初音ミクが発表された8月31日から今回の騒ぎまで1カ月半以上経っている(ちなみに9月半ばには、初音ミクのイラストを描くことがネット上でブームになり始めている)。

 検索に詳しいある技術者も「クローリングが遅いせい」という見方に対して懐疑的だ。「Yahoo!JAPANやGoogleの能力から考えると、インデックスのデータが古いというのはちょっとありえないのでは」と彼は言う。

 この技術者は「あくまで憶測だが」と断った上でこんな可能性を示唆する。「画像検索用のNGワードフィルタに、何らかの事情で『初音ミク』というキーワードが入ったのでは。こういったフィルタが存在するというのは周知の事実で、Yahoo! JAPANとGoogleが、同じ会社が提供するデータを部分的にでも使ってフィルタを構成しているならば、両者が同期しているというのも不思議ではない」

 もしそれが真相だとして、なぜNGワード初音ミクが入ったかはやはり不明だ。「担当者の入力ミスかもしれないし、突発的理由で入ったり外れたりするようなアルゴリズムなのかもしれないが……」。彼の指摘もあくまで憶測の範囲を出ず、真相は不明だ。

 MSNは9月末に検索精度を高めるリニューアルを行ったばかり。広報担当者は「他社よりも適切な結果が出るとすれば、精度を上げた結果が出ているかと認識している」とコメントした上で、「この件に関して問い合わせが多くて驚いている。同じ言葉を複数の検索エンジンで検索し、その結果を比較するということがここまで大規模に行われたのは、今回が初めてでは」と話す。

 今回の騒動で、ユーザーが漠然と抱いていた不信感に、「初音ミク」という分かりやすいアイコンを介して「やっぱり」という心情的な根拠を与えてしまった面がある。ネットで話題のキャラクターの画像が、大手2社の検索で同時にヒットしないという光景は、ネットユーザーの目の前で、誰でも分かる形で起きた “事件の現場”だ。1人1人が目撃者として参加した議論は白熱し、「初音ミクのヒットを脅威に思ったオールド企業などが圧力をかけて検索結果から外したのだろう」――といった、現時点では証拠らしきものがない「陰謀説」まで語られた。


■関連リンク マイクロソフトが「初音ミク」画像検索の騒動に便乗! (にゅーあきばどっとこむ)

http://www.new-akiba.com/archives/2007/10/post_11961.html