caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

初音ミク問題は実は初音ミク問題ではないと思う。 (あんたジャージでどこ行くの)

http://metalsty.seesaa.net/article/61913251.html

 理屈は通らないが、私自身は初音ミクが嫌いだ。
 音声合成で歌を歌わせる、という考え方は嫌いではない、というか僕もかつてやっている。
 多分、あえてそれをアニメ声でやったという部分、音声合成ソフトはそれこそ10年以上前から音楽向けにリリースされていると思うけれど、その本格的な製品第一号がアニメ声だったというのが気にくわないのだと思う。

 この辺の感覚はヲタクの私でもなんとなく分かる。だけどまあ、「初音ミク」は、あの声優・藤田咲さんとKEI画廊さんの絵の採用が今回のヒットに繋がったわけで、ここらへんは難しいところだよね。合成音声を一番最初に欲しがったのはやはりそういうDTMユーザー層であり、パッケージを見、手にとって買ったのはヲタク層だったのだから。(クリプトンがそのニーズに合ったニッチな層向けなパッケージングしたことをマーケティング的に褒めることはあっても、一般向けじゃないと責めることは出来ない。)
 とにかく、アーリーアダプターであるDTMユーザーやヲタクの購買層を狙う閾値(スレッショルドレベル)はもう超えた。あとは、アーリーアダプターと一般購買者の深い溝(キャズム)をどう見事に飛び越えるかだね。でも、これだけ「初音ミク」が売れてVocaloidも有名になったのだから、本格的ボーカル歌手や男の人の声もライブラリとして、そのうち出てくると思う。気長に自分の合うライブラリを待っていればいいのでは。ま、合成音声がどうしても好きになれなかったら、どれも駄目だろうけど。