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欧米から悪者扱いされる日本の調査捕鯨 (天木直人のブログ)

http://www.amakiblog.com/archives/2008/01/23/#000684

 推進派と反対派に対立は、もはや単に経済論、科学論にとどまらず、政治的、文化的、宗教的問題が絡んだ根強い対立になっている。たとえば鯨を絶滅の危険から救うために乱獲するなという立場と、鯨が増えすぎて海洋資源を食い荒らすから除去すべきという正反対の立場があり、鯨は高等動物であり殺して食するのは野蛮だという立場と、それでは牛や豚はどうか、豪州に至っては国のシンボルであるカンガルーまで食っているではないか、などという食文化的、感情的、対立までに発展している。
 さすがの私もこの問題については判断しかねる。今回の英国、豪州の抗議行動はとても容認できない。さりとて何故ここまで日本の国際的イメージを傷つけてまで捕鯨固執するのかという気もする。朝日が書いているように、鯨肉の消費が細る一方で漁獲量が4倍にも増える理由はどこにあるのだろう。反捕鯨国は米・英・豪・独・仏など欧米主要国だ。欧米主要国のすべてを敵に回してここまで頑張る外交テーマがかつてあっただろうか。
  実は日本の捕鯨の最大の弱点は、調査捕鯨であると称して商業捕鯨を行っているという事実である。この事は外務省条約課長自身がこれを認めている。条約違反を続けなければならないほど捕鯨国益なのか。朝日の記事は一言も教えてくれない。

 さすがによくまとまっている。そう、ある程度の賛否のテキストを読んでも判断しかねるんだよなあ。自分は、オーストラリアの「クジラを殺すように日本人を殺せ」という内容のCMや、どこの領土でもない南極海域での捕鯨禁止を国内裁判で決定した点*1、軍を使ってまで調査捕鯨船を監視する点、シーシェパードを擁護するようなTVの偏向報道などは痛烈に批判したい。でも、さりとて自分自身20数年、クジラ肉を食べていない身としては、調査といいつつ商業捕鯨をしている点、捕鯨量が増えている点などは日本側のもっと説明が必要だと思ってしまう。また、正常機能していないIWCに日本が一番お金を払っている点*2グリーンピースシーシェパードが日本を痛烈に批判することで多額の寄付金をもらって成り立っている点*3、調査捕鯨を続けることで利権の恩恵を預かっている人がいるのかどうか!?など、問題がいろいろ絡み合ってよく分からなくなってきているんだよなあ。

*1:オーストラリアのローカルルールを日本が尊守する必要はない。むしろ、これは内政干渉じゃないのか!?

*2:日本の主張が通らない場所に相変わらず気前のいいことだ。

*3:日本が捕鯨を止めたら、消滅ほどはいかないにしても財政的にはかなり苦しくなるんじゃないかなあ!?