caprinのミク廃更生日記

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大阪知事に橋下氏 38歳、現職で最年少 民主敗れる (asahi.com)

http://www.asahi.com/politics/update/0127/TKY200801270107.html


■関連リンク 大阪府知事選:橋下氏当選…閉塞感打破託す お笑い票健在 (毎日jp)

http://mainichi.jp/kansai/osakaprefelection/news/20080128k0000m010111000c.html


■関連動画 大阪知事選 橋下氏に当選証書 (NHKニュース)

http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/28/k20080128000055.html


■関連リンク 戦々恐々、大阪府庁 財政に難題山積 橋下氏当選 (asahi.com)

http://www.asahi.com/national/update/0128/OSK200801270052.html


■関連リンク 橋下新知事と府庁「役人」 「けっ飛ば」されるのはどっち? (J-CAST テレビウォッチ)

http://www.j-cast.com/tv/2008/01/28016019.html


■関連リンク 既得権益への反発と大衆の「本音」〜大阪府知事選挙の結果 (世界の片隅でニュースを読む)

http://sekakata.exblog.jp/6725385/

第2の要因は、橋下氏の過去の横暴な発言の数々が実は大衆の「本音」だったことである。
 「買春=ODA」発言は、性産業の需要層たる一般大衆男性にとっては「普通の認識」であるし、売買春と無縁の中産階級女性にとっては「よその世界」の話である。「徴兵制」「皆兵制」発言や「体罰」発言は、自分のことを棚に上げて「最近の若者」の「モラル低下」に鬱屈を抱える中高年の「はけ口」となりえた。「核武装」発言は中川昭一氏や安倍晋三氏の前例があり、橋下氏の特異性を示すことにはならない。闇金融の弁護士をやっていた過去も、借金経験のない人々の多くが「借りる方が悪い」という認識なのが現状であり、橋下氏の威信低下にはなりえなかった。
 要するに、畏まった建前論に飽き飽きしている大衆にとって、橋下氏は「同じ目線」で「自分の言葉」を語る「同類」なのである。この点でも小泉純一郎氏に酷似している。

 第4の、そして最も決定的な要因は、失礼ながら対立候補筆頭の熊谷貞俊氏に知事候補としての魅力がほとんどなかったことである。
 弁舌巧みな橋下氏と比べるとお世辞にも雄弁とは言えず、何より「大阪大学教授」という肩書と隠せないインテリ臭が大衆への浸透を妨げた。前述した「“左”を忌避するポピュリズム」は「“知”を忌避するポピュリズム」でもあり、民主党は現在の世論の実情を完全に見誤ったとしか言いようがない。
 自民党は先の参院選で大敗しつつも「ヤンキー先生」とか「女性アナウンサー」とか「行列ができる弁護士」はしっかりと当選した。今回の橋下氏の勝利で、自民党はますます知名度とキャラクター性を重視した候補者選考を行うだろう。野党側はこれにどう対処するのか真剣に考えなければなるまい(対抗して野党もタレントを擁立するような安易な方法は不快だが)。

 ブログ開設当初から橋下氏の「社会人」としての資質を批判し続けた私としては、今回の結果は残念の一言である。同時に粗暴を好むこの国の大衆への不信感は改めて増した。
 なお以前「橋下徹の名を投票用紙に書くすべての人を私は深く軽蔑し、絶対に許しません」とブログに書いたが、その考えは今も変わっていない。彼らが自分の首を絞める愚行だったことに早く気づくことだけを祈っている。

 冷静に分析出来ているのに、最後の最後に私怨を大阪人にぶつけられてもなあ。


■関連リンク なぜ大阪府民は橋下徹氏を選んだか (ぼやきくっくり)

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid433.html

 その後、昨年秋の大阪市長選の時と同様、解放同盟が民主党推薦の熊谷さんを応援していることや(解放同盟新聞1月7日・14日合併号参照。こちらに画像置いてます)、熊谷さんが人権擁護条例を作るべきと明言していることを知り(実は1月7日の「ムーブ!」で言ってた。後で気づいた)、もう選択肢としては完全に消えました。

 いちおう熊谷さんのマニフェストも少し見ましたが、「4年間で府民所得平均50万円アップ」にはコケました。非現実的すぎる。

 そういやネットもすごかったですね。「橋下を落とそう」ってブログをたくさん見ました。私の見たところ、大阪在住でない方々ばかり。海外在住の方のブログもありました。
 逆に熊谷さんを落とそうっていうブログは一度も見かけませんでした。

 やっぱりブログの力も限定的だな。

 夫が言うには――、熊谷さんの演説ではいつもこういう連中が横にいる。だから、熊谷さんが何を言っても「小沢や鳩山に言わされてるんやろな」「熊谷本人の言葉やないな」と思えてしまう。逆に言えば、「民主党も熊谷じゃなくて、票が取れそうな人なら誰でも良かったんやろな」と。
 夫は他にも「小沢が新テロ特措法の採決を欠席して大阪府知事選の応援に来たことに象徴されるように、大阪に国政を持ち込んでるというのが一番バレバレなのが民主党だった」とも言ってます。

・橋下さんは「子どもが笑う」をキャッチフレーズに、つまり「子育て支援」に非常に重点を置いた。それが子育て世代や孫がいる世代の支持を得た。子どものいない私でも、この政策には賛成します。子どもは親だけでなく、「大人全員」で育てないといけません。

 子供どころか、結婚さえもしていない自分に取っては、はっきりいって今回の橋下氏のマニフェストはあまり魅力を感じなかった。でも、まあ「老人が嗤う」(在日や同和の既得権益を守り続ける)未来を作ると言われるよりも「子供が笑う」未来を作ると言われる方がまだマシだなあ。