caprinのミク廃更生日記

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公取委がJASRAC立ち入り検査 「なぜ今さら?」と競合会社 (J-CASTニュース)

http://www.j-cast.com/2008/04/24019474.html


■関連リンク 包括契約が問題なのか? (Copy & Copyright Diary)

http://d.hatena.ne.jp/copyright/20080425/p1

なぜ、著作権の集中管理に置いて、公正な競争が利用者にメリットをもたらさないかと言うと、基本的に著作物というのは代替物が無いからです。

例えば、Perfumeの「ポリリズム」をどうしても利用したいと思ったら、他の曲では代わりになりません。

Perfumeの曲を管理しているところから許諾を得ざるをえません。JASRACが管理していれば、JASRACから許諾を得なければならず、その時に他の団体との競争は発生しません。

自由な競争が無いというのは、JASRACの問題ではなく、代替物の無いところに「競争」を持ち込んだ著作権と管理事業法そのものの問題なのです。

ですから、仮に公取の指導の元、JASRACが「包括契約」を廃止して「個別処理」に変えたとしても、利用する側の負担が増えるだけで、メリットはありません。

そうではなくて、JASRACの問題は「独占」を背景に「優越的地位」を「濫用」していることだと私は思います。

「優越的地位」の「濫用」が無いのであれば、JASRACが独占することによるデメリットは、利用者にとってはほとんど無いと思います。

公正取引委員会には、「包括契約」ではなく、JASRACの「優越的地位」の「濫用」にメスを入れてほしいと思います。