油断は出来ない (非国民通信)

http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/2c6210b618d274564d01143eb4584245

　左派でそんなことを信じている人は誰一人としていませんが、ネチョウヨに言わせれば朝日新聞は「左」の新聞なのだそうです。民主党も似たようなもので、反野党（必ずしも政府支持ではない）の人にとっては、民主党もリベラルで人権派の政党になるみたいです。で、排外主義で強権志向の人々から見れば民主党の政権奪取は絶対に阻止しなければならないことになりまして、そのため「よりマシな」選択とはすなわち、自民党への投票となるわけです。

　もうちょっとソフトな人々でも「民主党（共産党、社民党）には政権担当能力がない」と頑なに信じている人もいるわけです。じゃぁ小泉以降の自民党に政権担当能力があるのかと言えば、躊躇なく「ない」と断言できるのですが、それでも政権担当能力があるのは自民党だけだと、そう信じている人は決して少なくありません。だから、政権を託せる政党は自民党しかない、自民党に不満はあるけれども、他に選択肢がないから自民党に投票する、そういう人も多いのです。

　そんなわけで福田内閣を「支持しない」けれども、他の政党は絶対に支持しない、消去法で、「よりマシ」な選択として、戦略的な判断の結果として自民党に投票する、そうした支持率に反映されない「消極的な支持」は決して無視できるものではありません。この山がどう動くかで、自民党の延命もまた十二分にあり得るわけです。まぁ、この辺の人々は投票率が低い層でもあります、選挙には行かずに家でゆっくり寝ててくれれば、と。