caprinのミク廃更生日記

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コンテンツ制作者は是非ともクーデターを (雑種路線でいこう)

http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20080624/cp

権利者の方々はしばしばリスペクトという言葉を使うが、iPodやHDレコーダを買う際に数百円余計なカネを、顔の見えない権利者に支払うことのどこがリスペクトなのか。僕は一端のクリエイターとして自分の書いた記事が論評されたり、引用されて議論が起こったり、場合によっては炎上するくらいが本当のリスペクトだと思う。音楽だって再生されて、論議を巻き起こし、或いは人々の魂を救い、別のクリエイターがインスパイアされたりマッシュアップしたりってのが本当のリスペクトだろう。

言い古されたことだがコンテンツ保護の強化で喜ぶのはクリエイターではなく、ブローカーやロビイストといった補助金ゴロどもだ。彼らは守りに入っているから、広くコンテンツが流通し、新たなコンテンツが生まれることよりも、自分たちが既に所有するコンテンツを少しでもマネタイズすることを重視して権利保護強化を主張する。

お上に取り入って補助金とか規制で業界を固定化する業界ゴロたちが跋扈すれば、どんな業界も疲弊して弱体化する。本物のクリエイターは法を捻じ曲げずとも創意工夫で生き残る。クリエイターの給与が低いのは、給与が低くても人材供給が途絶えないからであって、クリエイターから搾取する立場にある業界のトップが、権利保護を強化すればクリエイターの給与水準が上がるなんて与太を大っぴらに語るのは如何なものか。レコード業界のロビイストとしても見え透いているし、経済学のイロハも無視したポジショントークは大学教員としての見識を疑う。

 まったくその通り。本物のクリエイターなら戦おうぜ。