サマータイム導入を面倒くさがる日本 (SAFETY JAPAN)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/138/index.html
サマータイムには基本的に反対だ。「面倒だからしない」ということじゃなくて、面倒でもそれを上回るメリットがあるのなら、どこかの企業がもう導入していると思うよ。でも、それをしている企業がほぼ無いということは、デメリットの方が大きいという判断じゃないのか。
あと、広大な土地を持ち、大陸の端と端では時差もかなり異なるオーストラリアと国土の狭い日本を比べるのはあまり意味がないんじゃないかな。標準時間が1つしかないというのは、ある意味有利な点であって、それを北海道だけわざわざ別時間にするとか意味分からない。TVで7時に始まる番組が北海道だけ違ってたら、不便でしょ！？
それに、夏と冬では7〜9時間近くも日照時間が違うヨーロッパ圏がサマータイムを導入することは自然なことでも、夏と冬でもせいぜい4時間しか日照時間の違わない日本ではそれを積極的に導入するメリットは見出しにくい。もしかして、「国民の生活に変化を持たせる」=「余計な手間をかけさせることで儲かる」とか思っているんじゃないだろうな。
他にも、世界一過密で正確なダイヤを誇るJRなどの公共交通網が、サマータイムによって破たんする可能性はもうちょっと考えた方がいい。あの複雑なダイヤグラムは全ての路線の時間帯を1時間ずらせばいいという単純なもんじゃないぞ。朝のラッシュが問題というのなら、各企業がフレックスタイムの導入などもっと柔軟にすべきだと思う。だが、それはお上主導でサマータイムを導入することとは違う。
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