圧倒された北京オリンピック開会式に思う (JanJanニュース)

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　だが、他の国々、たとえばアメリカやイギリス、ロシア、イタリアやドイツ、フランス、イランやイラク、パキスタンなどと比べ、日本選手団に対する観客からの声援や拍手は、とても小さく感じられた。やはり、それでは淋しい。中国人民と我々日本人とが、互いに諸々の違いを認め合いつつも、わだかまりを氷解させて仲良くするに越したことはない。

　オリンピック開催という、１００年の大悲願を達成させ、龍が天にも昇るような経済的隆盛をさらに極め、アジアの覇者としての存在感が一層、揺るぎないものになろうとしている中国。対して日本は、政治的にも経済的にも、言い知れぬ閉塞感から脱皮することができないまま、斜陽の国への入り口から、かなり奥へと進んでしまった感がある。