caprinのミク廃更生日記

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テレビの感想(NHKスペシャル|セーフティーネット・クライシスII 非正規労働者を守れるか) (メッセージ。)

http://nnri.dip.jp/yf/momoka.cgi?op=readmsg&id=2866

以下、番組を見ていて思ったことなど。日本では、社会不信が蔓延している。社会保障の制度はいちおう存在するけど、労働者の側はそれを知らなかったり、申請するのを面倒がったりしている。年金も、健康保険も、税金も、しくみが複雑すぎる。ふつうの日本人で、年金や健康保険や税金についてちゃんと理解している人がどれだけいるだろうか。すべての国民が知っているべきしくみで、国民を助けるためにあるのに、それは義務教育では教えられない。親も知らない。いったい誰が教えてくれるというんだろうか。

どんな優れた制度も、知らなければ使えない。為政者たちは、労働者たちにたいして「こういう制度がありますよ」と教えてまわるべきじゃないんだろうか。ところが現実は逆だ。労働者たちが制度を知らなければ、歳出を抑えられる。だから役所の人間は、労働者たちにできるだけ馬鹿でいてもらいたいと思っているんじゃないだろうか。そこにあるのは絶望的な相互不信だ。労働者たちのほうも役人にたいして不信感をもっている。役人や社会が、自分を救ってくれるとは思えない。だから何かを申請したり、救いの手を求めることをおそれたりする。

 役人なんかに関わらなくても生きていける強い人間になりたい。不信も何も今や奴らは労働者の敵だ。