ウェブはバカと暇人のもの (琥珀色の戯言)
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20090610#p1
ネット上では、「失うものが無い人」のほうが立場が強い。
専門家であることを前提にして発言すると、「医者のくせに」「学者のくせに」とバッシングされるけど、「無職のニート」を公言しておけば、「無知」であることを誰も責めることができない(それは「差別」だから)。
でも、そういう「専門家が出てきて責任を持って発言しようとしても叩かれるだけ」の場所に、誰が価値のある情報を、ほとんど無償で提供してくれるのだろう?
「誰でも自由な発言ができる」はずのWEBは、どんどん、息苦しい空間になりつつあります。
いまは、クローズな空間のはずの『mixi』での「失言」も、「日本中に公開」されてしまいますしね。
結局、ネット上の「自称毒舌ブログ」の大部分は、「ネットニュースから、叩きやすい人(それこそ、政治家や公務員や大企業)、すでに叩かれている人に、さらに罵詈雑言を浴びせているだけ」の人畜無害なものばかり。それは「毒舌」じゃなくて、ただの「追従」じゃないの?