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コンプガチャ規制について消費者庁を取材!そしてその背後にあるものとは。:ソーシャルゲームを見る9

今回は最も簡単に黒になるコンプガチャをターゲットにしているが、ソーシャルゲームはそれ以外にも灰色の部分を抱えている。

1つはガチャの射幸性と換金問題。
ガチャは実際にカードが換金できてしまうという問題があり、パチンコと同じような業態と判断される可能性がある。
パチンコには確率や仕様について細かい規制があり、確率の操作なども禁止されており、第3者機関による厳しい検査もある。
が、ソーシャルゲームにはKPIツール(目標を達成しているか、達成率はどれぐらいかなど、ユーザーの行動を分析するためのツール)を使用して分析し、システム上でユーザーやイベントごとに確率を操作するが可能である。
例えば、「今日は金曜夜でカモが多いからレアの出る確率は少なくして金を吐き出させよう」というような設定も可能なのにまったく規制はない。

良心的に運営しているところはそれでいいと思うが、全ゲームがそうである保障はなく、パチンコと同じく風営法の対象とし、規制するべきかどうかという話がある。


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「確率を表示しないガチャはパチンコより悪質」「依存症、中毒は自己責任の問題ではない」…早稲田大・掘教授

イベント終了後、ソーシャルゲーム運営会社は『一番活躍した人』をやたらと強調します。その人には、MVPを取った人にのみ贈られる、インセンティブレアアイテムを贈り、『あなただけ』優越感を刺激します。そして、当然それを見ている人々には、『いつか、ああなりたい』と思わせ、『他人よりも強く、コンプガチャを使ってでも成長しておきたい』という気持ちをとにかく全力で助長します。『○○さん、全部スーパーレアで揃えてるよ』とか、ささやくのも効果がありますね。日本人はみんなと同じ物を持ちたがるから。