caprinのミク廃更生日記

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ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

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 バレンタインデーだというのに一人で、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」を見てきました。と、いうのも私の周りでは、1章を観て、「長いだけで退屈だった。」とあまり評価が良くなかったのです。う〜ん、1章はどうしても人物紹介の色合いが強いし、少なくとも合戦の始まる2章も見てから評価していただきたいな〜。

 で、感想なのですが、もうただ一言「ブラボーっ!!」というしかないです。 「MATRIX Revolution」がアレゲだったのと比べると、もう出来の良さが、全然違うっ!! 最後の戦いはまさにこれが娯楽作品のお手本とも言えるべき出色の出来でした。あと、ちゃんと風呂敷を広げて畳むプロセスが出来ていたのは偉いと思います。原作があるために実は結果はわかっているのです。ただ、その文章の表現を映像化してさらに魅せるということは、とてつもなく困難な作業だったでしょうね。
 特に原作の完成度の良さをちゃんと理解して映像化しているのが、リングを捨ててからのエピソードですかね。普通の映画ならリング捨てたら、はい終わりとなるところが、まだまだ続くところが良いです。旅の仲間の離別、そしてサムが家に戻ってくるところは、「ああ、この長い物語も本当に終わったんだ。」という良い余韻がありました。(リング捨ててからの話が23分もあります)
 なんにしろ、ニュージーランドのマニア監督ピーター・ジャクソン、あんたはすごいよっ!! 偉いっ!! 援軍を求めるのろしが伝わるところや、ミナスティリス要塞の踊り場でフロド達ホビットにみんなが頭を下げるところで、私的にはあの「STARWARS」を超えたと思いましたよ。

 あと、実はストーリーに突込みどころもそれなりにあるのだが、すでに古典ともいえる作品を忠実に作ったとこからくるもんなんで、そこはみんな原作をもっと読もうよっということで、ひとつ。最後のお別れのシーンとかは、「なんでサムを置いていっちゃうの!?」とか書いている人もいたけど、あの別れはもっと重い意味があったりするのだから・・・。
 原作を知っていれば知るほど、良く映像化し、それをまとめ、かつうまく見せ場を作ったか分かると思います。ミナスティリスの合戦(特にオリファント)も、ナズクルもゴクリ(ゴラム)もいかす〜!!

 はいっ、みんな、原作読んで映画館に行けっ!!(つうか、原作を読まないと、感動は20%減です本当!! あと、映画館で見ないと迫力30%減)