赤ゴジラも来場! 奥田民生広島市民球場ライブ
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大阪から行ってきた。むっちゃ楽しかった。奥田民生ことOT(本人はそう呼んで欲しいらしい)が大のカープファンで、しかも場所が広島市民球場ということもあり、カープの応援歌なんかはよその人にはつらかったかもしれないのだが。まあ、民生がソロ10周年特別の日であり故郷に錦を飾るという意味では、広島べったりなのは当然かもしれない。
しかし、ライブ前からパフィー、ミスチル、アジカン、ウルフルズ、山本監督とかのそうそうたるメンバーのボイスメッセージや、球場のウグイス嬢のアナウンスによる登場、リリーフカーでの再登場、スコアボードに曲名とか(普通は、バッターの名前なので長い曲名は全表示が出来ず、イージュ☆ライダーの略が「E10R」には笑った。)、最後の方であがった花火、優勝記念ばりのフラッグを持ってのグラウンド一周から胴上げなど、球場ならではのいろいろ工夫があって良かった。そもそもあの市民球場でここまで人が入ったのは見たことない3万人がいっせいに風船を飛ばすシーンは、かなり迫力があった。カープも優勝することがあれば、これだけ集まるだろうか。
内容は、「ひとり股旅」という題名通り、二塁付近でのたった一人の生ギター。当たり前だが伴奏が無いので実は結構地味。私は内野を取れなかったので(つうか、私が行ったちけっとぴあでは内野席は5分くらいで完売していて、外野席しか取れなかった)、外野だったので民生本人は小さいかなと思ったのだけど、広島市民球場が小さいのでそれほどでも無かったし、球場の音もそれほど悪くなかった。シンプルなだけにまさに等身大の民生と曲の詩が分かる構成だった。騒音の問題でいままで広島市民球場でのライブは行えなかったため、バンド編成は無理でこういう形になったらしい。民生本人はバンドでの演奏もしたかったみたいなのだが、そこまでは無理だったということか。しかし、生ギター一本というのは、それ一本でやっている歌うたいの斉藤和義や、休みの日でもいつでもギターを持っている山崎まさよしじゃあるまいし、自分に自信が無いとなかなか出来ることじゃない。構成的に難しい歌もあるだろうし。
自分の曲の他にフジファブリック、アジカン、井上陽水や吉田拓郎、冬ソナの曲とか日頃聞けない歌を歌ったのは貴重な体験で、中でも観客には冬ソナは大うけだった。私はよく知らないのだけど、そもそも「覚えた」とOTは言っていたけど、ちゃんと正しい歌詞を歌っていたのかは不明。もちろんライブでいつもやっている!?「人ばっか」のメドレー広島版や定番曲は非常に盛り上がっていいライブだった。「人ばっか」の曲と曲を繋ぐ技術や、思った以上に安定した歌唱力にもちょっと再認識。ギター一本なのでごまかしが効かないし、29曲、3時間半歌いきったことは、単純にすごいと思う。そもそも曲順は、スタッフにも知らされておらず、スタッフも大変だった模様。
最後の方で三塁側から自然発生したウェーブは民生がまた出てくるまで2周し、ちょっと感動もんだった。大阪から、無理して行って良かったねえ、ありがとう民生。
で、あと拍手が遅れて聞こえてきてリズムを取りづらかったのは、球場ライブということで仕方が無いことなのかな〜。もし、市民球場を建て直すことがあれば、音も考えて欲しいなあ。まあ、すぐに再建設なんて出来ないと思うけど。
あと分けわからないヤジ飛ばしていた外野真ん中の奴は市ね。
久々に食べた「むさし」の民生弁当の山賊むすびは、ほんまにおいしかった。そうそうこういう味していたよ。15年ぶりくらいに食べたのに味を覚えていたのはちょっと不思議な感じだ。
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