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松下特許 (アルゴリズムマニアの日記)

http://d.hatena.ne.jp/higotakayuki/20051001/p2

松下悪かどうかはわからないけど、あの特許でジャストシステムを訴える理由がよくわからない。松下がお金に困ってるとは思えない。もしかすると、技術と社会をよくわかってない弁理士が自分の仕事を確保するためにやったことなのかもしれない。会社は知財部にプレッシャーをかけちゃいけない。知財部は利益を作り出す部署じゃない。経理などと同じで会社に必須なのだ。メーカーが利益を出すには、技術に投資するしかない。

 日本の経済が低迷している頃、松下には知財部を強化し、なんでもかんでも特許をとりあえずは取っておけという動きが活発なときがあった。当時(と、いってもせいぜい5,6年前か!?)、特許申請数が諸外国よりも少なかった日本において革新的なメーカーといわれるSONYなんかよりも松下は群を抜いて特許申請数が多かったと思う。そして、それは今まで比較的安価な製品を薄く広く売っていた松下が、高付加価値のある製品にシフトしていった頃と重なっていて、自社商品の部品の自社内製品率を上げた結果、松下がSONYよりも早くV字回復したのはみんな知っている通りだ。松下のプラズマTVのビエラなんかは、自社のカスタムチップなどが使われ、自社部品率は40から60%になり、高い利益を上げているらしい。

 で、今回のジャストシステムへの提訴は、それらの副産物かな〜!?と自分は見ているんだが、どんなもんだろうか!? そりゃ、裁判にも勝てるに越したことはないのだが、負けても、他メーカー、中国・韓国に対して、松下の持つ特許に手を出したら面倒なことになるよという態度を見せただけでも、この裁判に意味があるのじゃないかなあ!?
 ま、それでも今回のことは、普通の人から見れば、ジャストシステムの方が正しく、松下がジャストシステムにいちゃもんつけたように見えたわけだけどね。