caprinのミク廃更生日記

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最近の学生の傾向について (ことばのリハビリ)

http://d.hatena.ne.jp/mushimori/20060223#1140700784

 そっからは結構面白かった。Hにとっては最初の話題だった性犯罪者に対する対応というのはネタに過ぎないけど、「友達とどういう意識で会話をするか」、というのは彼にとって彼の実存を賭けて戦うべき問題だったからだ。Hによれば、「自分の本音を相手にぶつけるなどということは裸で街を歩いているような恥ずかしい行いだ」、ということになるらしい。むしろ、その場その場の空気に自分を順応させ、相手を楽しませたり場を盛り上げたりすることが能力の証明であり、かっこいいことなのだ、と彼は言い切った。これは現在の若者の意識の傾向をかなり正確に反映しているのではないだろうか。僕が考える「能力」や「かっこよさ」というのはそれとは真逆のことである。自分がその時なんと反論したかは覚えていない。ただ最後のほうはお互い泣きそうな感じになってた。

 なかなかおもしろい。私はH氏のコミュニケーションは、「うなづく」、「同意する」ことによって、自己を相手に同調する女性寄りのコミュニケーションだと思った。だから、必要以上に男っぽさを演出したいのかもしれない。

 また、上のはあちゅう氏とのエントリと合わせて考えて見るとおもしろい。はあちゅう氏は、つたないながらも自分の考えを述べている(それが誰かによって簡単に感化されたものであっても)わけで、H氏の同調する姿勢よりも学生として正しいと思う。ここらへんを評価しているから「彼女ばっかりを攻めてやるなよ。」という気持ちが出てくるのかもしれない。