caprinのミク廃更生日記

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サンボマスターと平野悠対談の全てをロックンロールと呼べ! (ROOF TOP)

http://www.loft-prj.co.jp/interview/0604/01.html

 このインタビュー自体がプロレスみたいだ。なかなかおもしろかった。「しらけ世代」は、俺も嫌いだな。

平野:君たちの持っているコミュニケーションっていうのは大抵「君の気持ちもわかるよ」から始まる訳だ。無駄な争いごとはしたくない。俺達世代はそんなこと考えなくって論争で決着つかなかったら最終的には殴合いまでして、家に帰って悔しくて泣いたり論争に負けて悔しくて本買ってきて勉強したり。それが今の君たちは争いごとしたくないから「君の気持ちもわかるよ」から出発して最後には中途半端に「まあいいか」で終わる世界がずっときてる。この20年ぐらい。

山口:だから俺達は始めたんだっての!! 勝手に俺達を決めつけんなよなぁ!! だけど確かに「君の気持ちもわかるよ」から始まってる。

平野:それが俺はわかんない。青春っていうものは半端なもんじゃいけない。

近藤:平野さんは本当にスグ決めつけますねぇ。

木内:それは何が悪いのかわからないですよ。

平野:ほとんどのいわゆる論争における帰結が予定調和になっちゃう。そんなところからはなんにも新しいものが生まれない。

木内:予定調和じゃなくて、話し合うことで自分の頑なな部分があるじゃないですか。それが必ず正しいならいいですけど、正かどうかはわからないですよね。絶対的な自信があって知識も裏付けもあってってところならそれでいいと思うけど。

平野:解らないから相手から知識を吸収する意味でも、不退転の論争するのが俺達には必要だったから。その点で君達とは前提が違う上で話してるんだ。

山口:世代論としてね。

平野:君たちはそうやって育ってきてるから、破壊的なすごいことが生まれない。

山口:それもひっくるめてコミュニケーションって言ってるのよ。だいたいそういう事はちゃんとアルバム聴いてから言ってよ!(笑)全然聴けてねぇのに何が破壊的だよ!全然説得力ないよ!!そうでなければ1曲目(『二人ぼっちの世界』)にこんなうるさい曲やらない。だけど、平野さんが言ってることも間違ってるとも思えないのよ(笑)。

平野:論争に負けたら悔しくて帰ってきて勉強するんだよ。勉強して次はあいつをうち負かすっていうテンション。そういうもんだ。それが次のステップに行ける。「まあいいか」とか「君の気持ちもわかるよ」じゃなくて、お前の言ってることは分かんねえよっていうのを通すことによって生まれるものはある。でも「君の気持ちもわかるよ」って多分分かってないのに分かるって言ってたって何も始まらないの。

山口・近藤・木内:だから全然説得力ないってば!! (笑)


分かってねぇから歌うんだって

 年は違うけど、言ってることは我々の若い世代と実はそれほど変わっていないような気がした。おじさんらしく、「決めつけ」となんでもかんでも「世代間の隔絶」の問題と捉えてしまうというのはあるが、2chなどの匿名の書き込みでは逆に彼を「決め付け」で断罪している若者もいたような気がする。ただ、サンボボーカルの山口氏みたいに叫び続けている人は反抗するだろうが、若い者全体でみれば覇気や熱量が足らないのは事実だろう。怒りを単純に上に持っていけないのもあるんだけど…。
 それならば、とりあえずこのおじさんと若者の間の世代、いわゆる「しらけ世代」を嫌ってみようかな。(おい)