caprinのミク廃更生日記

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ジーコのFIFA&日本ビジネス発言… (FLORENT DABADIE BLOG)

http://dabadie.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_1122.html

 今のところ、結果を残していないのだからどうやったってジーコが批判されるのは分かる。トルシエのチームは16強入りを果たし、今のチームは1勝も出来ないまま(ブラジルは控えの選手を使ってくるだろうし、私も少しだけの望みも持っているけれど、それでもFIFAランク1位のブラジルに勝つのは至難の技だ。)、1次リーグを敗退しそうなのだから…。

 ただ、4年前のトルシエだって「俺は奴が監督なのは反対だ」という人が常におり、ゲームに負けるたびにリーダーシップややり方にも疑問視されていた。それになにより前回は日本でワールドカップ開催という地の利もあったし、選手のほとんどは国内におり全員のスケジュール調整も比較的簡単であった。海外組の中盤の選手がスケジュールの都合で集まらずレギュラーを固定出来なかった今回とは状況も違う。そして、トルシエの通訳だったダバディ氏がトルシエ寄りの意見を言うのはそりゃあ当たり前で、それらを踏まえずワールドカップ2戦の結果だけをみて、「こうなると俺は予想していた、それ見たことかっ!!」とか、「俺は4年前からジーコが監督をするのは反対だった。」とか、「トルシエマンセージーコ氏ね!!」とか、「もうすべて遅すぎたんだ…」とか、みんな言いたい放題の後出しじゃんけんが好きだなあと思った。いや、もちろんダバディ氏の批判自体はうなずくこともあり、ユースチームなどにタッチせずにきたジーコが後継の選手を育てていないのは本当のことだろうが、TVやマスコミの批判に関しては、選手のためを思って言った言葉(もしくはグチ)をことさら大きく問題にしてもしょうがない。トルシエトルシエの、ジーコジーコのやり方があり、その点ではトルシエの方が優秀だった、それだけだ。でも、それにかこつけて、監督だけを戦犯扱いというのもなあ。そこは、外国の新聞の「日本の攻撃力はお粗末だった。ブラジルの英雄、ジーコがかわいそう。」の方が言い方は悪くても正しい分析のように思う。つまり、誰が監督をやっても今のチーム状況はたいして変わらなかったというのが、私の現在の予想だ。何が悪かったかという答えは簡単には出ないだろうし、議論自体は悪くない。選手層は薄かったし、久保の体調不調による落選、柳沢の骨折による長期の戦線離脱、田中誠の帰国、坪井のまさかの途中交代、FWの不調、駒野へのファウル、宮本のイエローカードなど、個々の原因、あそこはああすれば良かったというifはいくらでもある。ただし、今は個人への罵倒はやめよう、まだ1次リーグは終わっていないのだからね…。

 なんにしろ、少しでも日本のサッカーファンと自覚するのなら、個人的には今はただ勝とうとも負けようともブラジル戦を観戦すべきで、話はそれからだ。自分も早朝に起きて、静かに見守ることになると思う。議論は後からいくらでも出来るし、正しい解説はサッカー解説者にでもまかせておけばいい。


・関連リンク これもifのひとつだが…。可能性として松田がいれば…。松田のいない日本代表 (FC JAPAN)

http://www.fcjapan.co.jp/mail_magazine/news/feature_view.php3?id=633&m=0