冥王星がかわいそう発言をなぜ気持ち悪いと感じたか (esereal)

http://d.hatena.ne.jp/voorey/20060825#p1

　すべての物には八百万の神が宿るという教えが明示的にではないにせよ、なんとなく信じられている日本においては、惑星を擬人化してもことさら珍しいことでもないのかもしれない。「惑星をかわいそうと言っている私」に酔うというのも、子供が言う分には別に問題とするものでもないだろう。事象を分かりやすくするために擬人化された「地球くん」が、とぼけた「おねーさん」やあやつり人形の「タダシくん」に宇宙の仕組みを教えるやり方は、児童向けの科学雑誌やTVなどでもよく使われる手法だろうしね。無論、もっと正しい知識を教えるのが筋であれば、もっと惑星を物質的な観念から見ないといけないが、最近の子供の理科離れは、興味を持たせる時点で失敗しているので、今回話題になった冥王星は、親子で宇宙のことを話すには良い機会になったと思いたい。
　もちろん、ここの人も書いているように、子供ではなく大人が本気で冥王星を擬人化して「かわいそう」と言ってたら、それはそれで怖いのだが…。

・関連リンク 冥王星降格「かわいそう」　兵庫の天文台で観望会 (asahi.com)

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200608240097.html

・関連リンク 冥王星「あたい…間違ってたんだ…」／新ジャンル「惑星」 (摂津堂テクスト)

http://d.hatena.ne.jp/settu/20060824/p1

・関連リンク さらば、第９惑星！〜マンガに出てきた冥王星アレコレ (いけさんフロムFR・NEO RE)

http://ikesanfromfrneore.blog64.fc2.com/blog-entry-21.html

　さらばと言っても冥王星自体が無くなるわけじゃないから、そんなに悲しむ必要はないと思う。この発表以降、漫画で冥王星の扱いはどうなるかな！？