caprinのミク廃更生日記

初音ミクやVocaloid、ゲームやアニメのニュースサイト

小寺信良:「1世代コピー9th」では誰も幸せになれない (ITmedia +D LifeStyle)

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/23/news009.html

 消費者を泥棒と思っている利権関係者はCCCDの時と同じくまた痛い目に会えばいいと思うよ。DVDレコーダーとかが売れなくて困っているのなら、もっとメーカーも圧力をかけろ。なんにしろ、地上アナログが終わる2011年にはどんな混乱が起きているのか、今から楽しみだ。


言及リンク 家電のHDD/DVDレコーダーは頻繁に仕様のアップデートができません (fuzzy Weblog@hatena)

http://d.hatena.ne.jp/fuzzy2/20070723/p1

家電のビジネスとは、原則として売り切りです。その製品の発売開始以降、つまり後から発売された製品への接続に新たな仕様変更が必要な場合は、原則としてサポートされません。

メーカーの開発体制からして対応できないでしょうし、頻繁なアップデートを前提とすると、十分に余裕のあるハードウェアの搭載も必要となります。ネットワーク接続も必要となります。アップデートを一斉配信するサーバー側の設備も必要です。

現実的に、家電のHDD/DVDレコーダーでそのような対応は無理でしょう。できないとわかっていて、わざと提案しているのかな?

 さすがに自分が持っているハード以外は言及しにくいのだけど、少なくとも自分の最近買ったAVハードはほとんどファームウェアのアップデートが可能だった。*1 だから、この「アップデート出来ない」というのは、どちらかというと機械が苦手な消費者の理解不足やメーカー側の売った製品を「いつまでもサポートし続けるのか」という利益とサポートにかかる費用を天秤にかけた営業的な話も大きな要因であるように思う。メーカーの開発体制としてはすでにかなりの対応が出来るけれども、そのハードの仕様や限界を超える要因、コピーガードの規格を根本から変えることやガチガチの仕様でユーザーの不自由を強いること、それこそを小寺氏は批判しているのであって「頻繁で柔軟なアップデートが現実的に難しい」ということは十分に分かっていると思う。

 そして、家電メーカーが今一番困っているのは、アーリーアダプター層によるデジタル録画の出来るHDD/DVDレコーダー(Blu-rayHD DVDも含む)の買い控えだ。*2 その新しいモノ好きな人達にとっても、制限で不便な上にコピーワンスの規格が変わりそうな今のHDD/DVDレコーダーは、使い捨て覚悟完了以外ではおいそれと買えないものなのだろう。まったく不便なシステムだ。とにかくエサをちらつかせたCCCDの二の舞のような最悪のシナリオは、私としてもなんとか踏みとどまって欲しいと思う。

*1:自分の持っている東芝のDVDレコーダーは4、5年前の古いアナログレコーダーだが、その当時ですでにネットワークでの番組閲覧やPCからのライブラリ閲覧が可能であり、ネットワークアップデートも出来た。もちろんメーカー配布のアップデート用DVDメディアによるファームのアップデートも出来る。いまやインターネット経由で番組情報を取得するのがほとんどの機種で出来るように、大手のAVメーカーでこれらのアップデートが出来ない新製品は少ないのではないか!?

*2:もちろん彼らにとって、ファームウェアの書き換えなんて障害としてはたいして問題にならない。