caprinのミク廃更生日記

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「ストリートビュー」騒動をめぐる誤解 (池田信夫 blog)

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5374d378a4cdc8c39a70762f95562fd7


■関連リンク ストリートビュー批判の「Google の中の人への手紙」の海外での反響 (アンカテ)

http://d.hatena.ne.jp/essa/20080811/p1

これはちょっとおかしい。日本人のツアーがアメリカに来ると、彼らは何でもビデオに取るじゃないか。今起こっていることは、我々のテクノロジーが、全てのことに関して我々の信念を試している、ということだと思う。これまで旅行客が通りを撮影するのはOKだった。グーグルが同じことを自動的に行うと、全然違う話になってしまう。どうしてそういう理屈になるのか興味があるね。


□上記Scoobleさんに対する反対意見

君は、日本人の旅行客がすることを強調しすぎてるんじゃないかと思う。彼らは、ここフィンランドにもやってくる。だけど、君の言うこととは正反対で、ごく常識的にふるまっている。少なくともヘルシンキでは、「カーテンがかかってない窓」にカメラを向けるような日本人の旅行者は一人も見たことがないよ。

もし、グーグルの中の人が写真を目でチェックしてるなら「人が関与している」と言えるだろう。でも、おそらく全部自動的に行なわれてるんだと思う。プライバシー侵害はとは(人が)誰かの家を見た時に発生する。カメラが(機械的に)撮影した時ではなくて。

これは倫理の問題だ。カメラが不道徳な行動を取ることはあり得ない。行っているのはカメラじゃなくてカメラマンだ。グーグルのWebクローラー(訳注: 検索エンジンの為の自動収集プログラム)が、チャイルドポルノを含むページ自動的にダウンロードしたからと言って、それを告発することはできない。グーグルのストリートビューは、データを集めるだけの自動化されたツール以上のものではない。

日本人が生活空間で写真を取ることを気にするって、それはいったいいつの話をしてるんだい?

僕は、ドイツのハイデルベルクの近くに住んでいる。ハイデルベルクは美しい都市で観光客も多い。どういうわけだか、日本人のツアーの集団がよく僕の住む通りにやってくる。そしてどういうわけだか、日用品の買い物をしている僕をしばしば写真に取る。僕は、「買い物に行く典型的なドイツ人」といったタイトルでたくさんの日本人のアルバムに自分が収まっていることを愉快だと思う。僕はアメリカ人でドイツ人じゃないから、特に愉快だと思う。

ともかく、典型的な日本人は、自分たちの生活空間はプライベートにしておきたがるけど、他人のはパブリックにしたがるものだという理解でいいのかな?

私は日本に24年以上住んでおり、全面的に著者の懸念を理解する。しかしながら、自分の近所をざっと見た限りでは、近所の人たちの顔やナンバープレートは不鮮明になっている。きっちり路地まで記録して、個人のプライバシーには充分配慮している所を見て、グーグルは素晴しい仕事をしているという印象を受けた。

残念ながら、私にはストリートビューよりずっと気になることがある。それは、ほとんどの日本人が持ち歩いている高解像度のカメラの携帯、しかも、日々クオリティを増しつつある動画撮影機能つきの携帯だ。あえて言えば、近所の「おばちゃん」も、グーグルなんかとは比べものにならないプライバシーへの脅威である。


■関連リンク ストリートビューへの防犯対策、自衛策 (小林ゆきBIKE.blog)

http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/2008/08/post_9672.html


■関連リンク 「ストリートビュー」に批判相次ぐ キスシーンやラブホ画像次々削除 (livedoor ニュース)

http://news.livedoor.com/article/detail/3771838/