caprinのミク廃更生日記

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金融庁がリーマン日本法人に業務停止命令、支払い不能のおそれで (Reuters)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33752920080915


■関連リンク リーマン日本法人、民事再生法を申請 負債総額3兆円 (asahi.com)

http://www.asahi.com/business/update/0916/TKY200809160037.html?ref=goo

 リーマン・ブラザーズの日本法人、リーマン・ブラザーズ証券は16日、東京地裁民事再生手続きの開始を申し立てた。民間調査会社によると、負債総額は3兆円規模。金融庁は、親会社の破綻(はたん)を受けて15日、日本法人に対して金融商品取引法に基づく業務停止命令を出した。

 東京商工リサーチによると負債の規模は、00年の協栄生命保険の倒産(4兆5千億円)に次ぐ戦後2位だという。金融庁などによると、同社の顧客は法人の機関投資家や個人の富裕層が大半で、一般の個人客はほとんどいない。預かり資産は合計で約1兆2千億円にのぼる。


■関連リンク 米リーマン、破産法適用申請へ バンカメはメリルを救済合併 (NIKKEI NET)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080915AT2M1500T15092008.html


■関連リンク 米大手証券リーマン、経営破綻 (時事ドットコム)

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_eco_lehman-brothers

米証券大手リーマン・ブラザーズは15日、前週末を通じての官民の救済協議の決裂を受け、連邦破産法適用を申請して経営破綻(はたん)した。信用不安が一段と強まる中で、資本不足が懸念される米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は増資交渉が難航。低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題をきっかけにした金融混乱は1年余りも続き、米金融機関のサバイバルゲームに発展した。
 財務力が脆弱(ぜいじゃく)とみられていた証券大手メリルリンチは米銀バンク・オブ・アメリカとの合併に活路を見いだし、生き残りを懸けた業界再編も加速した。しかし、経営不振の金融機関の自力再建は容易ではなく、連鎖破綻への警戒で投資家心理は極端に冷え込み、15日の米株価は同時テロ以来の下げ幅を記録した。
 リーマンをめぐっては、公的支援を条件とする救済買収案が浮上したものの、政府・連邦準備制度理事会FRB)は血税導入を断固拒否。この結果、救世主は現れず、会社更生手続きに追い込まれた。今後は資産売却などを進めるが、取引解消が金融市場に与える影響が懸念されている。


■関連リンク 「リーマンへの公的救済、一度も考えず」 米財務長官 (NIKKEI NET)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080916AT2N1504K15092008.html


■関連リンク 米財務長官:リーマン救済は一度も考慮せず、AIG融資も念頭にない (Bloomberg)

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ahjXITidFMQ4

ポールソン米財務長官は15日、経営破たんした証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスへの政府救済は一度たりとも検討しなかったと述べた。また保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に対する政府融資も、現時点では選択肢として検討していないことを明らかにした。

ポールソン長官はホワイトハウスで記者団に対し、「3月の状況、さらにベアー・スターンズに関連した当時の状況や事実は、9月の現状と極めてかけ離れたものだ」と説明。「リーマン問題を解決するために公的資金を活用するのが適切だとは、一度たりとも考えたことがない」と語った。

 AIGも近日中にえらいことになりそうだな。ここの保険に入っている人達はどうなるんだろう!?


■関連リンク 【米金融危機】「流血の日曜日」 リーマン連邦破産法申請へ (MSN産経ニュース)

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080915/fnc0809151559008-n1.htm

 【ニューヨーク支局】経営危機に陥っていた米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請すると発表した。一方、リーマン救済を模索した米銀2位のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は同日、証券3位のメリルリンチを500億ドル(約5・3兆円)で買収すると発表した。さらに、米保険首位のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)も経営不安が拡大、米連邦準備制度理事会FRB)に400億ドル(約4・2兆円)の短期融資を要請したことが表面化した。サブプライムローン問題に端を発した米金融市場の動揺は、大手金融機関の連鎖不安に発展して金融危機の様相を帯びており、米メディアは「流血の日曜日」と報じた。


■関連リンク リーマンの破綻、米金融の崩壊 (田中宇の国際ニュース解説)

http://tanakanews.com/080915Lehman.htm

 米国の金融システムは、預金集めの伝統的システムが10兆ドル、レバレッジを使った投資銀行的な「影の銀行システム」も10兆ドルの、合わせて20兆ドルあまりだ。このうちレバレッジ金融の方が、急速に崩壊している。その崩壊速度は、私が予測していたよりもずっと速い。私は、米当局は10年ぐらいかけてレバレッジ金融を延命させて少しずつ損切りしていき、その間の米金融は、日本の90年代のような「失われた10年」になり、経済の低成長が続くのではないかと書いた。

 しかし現実には、投資銀行は延命できず、次々に破綻している。米の事態は、日本が経験した「失われた10年」よりはるかに悪く、突然死に近い。これまで「米当局は、少なくとも大統領選挙までは、金融を延命させるだろう」との予測が日本でも多かったが、それらもはずれである。このまま行くとブッシュの任期中に、米の金融システムは不可逆的に破綻する。金融破綻論で有名になったニューヨーク大学のロウビニ教授は、リーマン破綻を見て「影の銀行システムの全崩壊が始まった」と書いている。

 今回、リーマンが破綻したのは、米当局が頑強に公金救済を拒否したからだ。米当局が主張する「モラルハザード」論は、それ自体は正論だが、当局はすでに、ベアスタ救済に300億ドル出し、フレディマックファニーメイには1000億−2000億ドルの公金注入を予定している。米当局は、リーマンを救済しなかったがゆえに、米を中心とする世界の金融システムそのものの破綻を引き起こしている。

 リーマンを救うには、600億ドル程度が必要だったが、これは米当局が出せない金ではなかった。米当局が、今回だけ「モラルハザード」に最後まで固執したのは、明らかな失策である。米当局の振る舞いは、明らかに自滅的だ。ブッシュ政権は「隠れ多極主義」の戦略に基づき、事態の悪化を招いた観がある。

 リーマンは、ゴールドマンサックス、ロックフェラー、ロスチャイルドなどと並び、1910年代にニューヨーク連銀を設立した際に、名を連ねている。「連銀所有者」の一員であるリーマンは、米中枢を動かす黒幕資本家集団の一角をなしている。今春、リーマン破綻説が流れ始めたとき「ベアスタは新参者だから、危機になったら買収されてなくなったが、リーマンは連銀所有者なのだから、潰されず救済される」との見方が、伝統的な謀略論に基づく米の分析者の間で強かった。

 しかし今起きていることは逆に、ベアスタは買収されたが、リーマンは買収すらされずに潰されるという結末である。リーマンの破綻は、米中枢で根本的な構造変革が起きていることを示唆している。もはや、ゴールドマンサックスまでが潰れても不思議ではなくなった。

 米は、1913年に連銀制度が作られて金融政策の中央集権化が進み、1917年に第一次世界大戦に参戦し、1930年代の金融大恐慌への対策としてさらに中央集権化が進み、覇権国になるための体制が固められた。それから約80年たち、今起きていることは、1910−30年代の逆回しである。米は、イラクとアフガンの戦争で軍事的な自滅の道を進み、昨年からの金融恐慌で金融的な自滅が起こり、覇権国としての力を急速に喪失している。


■関連リンク バーテンダーは見た:リーマン社員、平静装うも目には涙、増える酒量 (Bloomberg)

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=at0QhezNji18&refer=jp_home

そんな同社の社員について、人材あっせん業者は別の姿を語る。ビアレッキのリンダ・ビアレッキ社長は「最も優秀な人材はチャンスを見つけようと必死だ。今から備えておかねばならないことを自覚している」と語る。ハイドリック・アンド・ストラグルズのパートナー、ジョン・リー氏は「リーマンのような会社が危うくなると、社員が混乱して心配するのは明らかだ。士気は落ちる」と述べた。

ボビー・バンズのバーテンダーは実際、そうした様子を今週目の当たりにしたという。集まってくるリーマンの社員は長居をし、ビールなどの飲酒代が倍に増え、「いつもと様子が違う」という。

泣いている者もいて「お通夜みたいだ」と証言したこの匿名のバーテンダーは、顧客であるリーマンの社員が解雇されてしまったら「彼らは一体どこに行くのだろうか。ベアー・スターンズかい?」と話した。

 リーマンの破綻はまるで日本の山一證券を、ベアー(もしくはメリルか!?)が助けられてリーマンが見捨てられる様子はそごうとダイエーを思い出させる。混乱はまだまだ続くだろうが、日本よりアメリカの方が圧倒的に決定スピードが早いよな。


■関連リンク 07年度の売買代金 リーマン106兆円で首位 (J-CASTニュース)

http://www.j-cast.com/2008/08/14025162.html

 こういうのを見ると日本の影響も大きいだろうなあ。


■関連リンク 思い上がりと破滅の悲劇 リーマン破綻――フィナンシャル・タイムズ (goo ニュース)

http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080915-01.html

しかし実のところ、ファルド氏自身は全く変わっていなかった。それまでと全く同じ、暗く内向的で頑固で、リーマンに忠実。自分の会社を売るなどとんでもないと、売りたくないと頑なだった。そしてリーマンはここ半年、必死になって会社を建て直そうとしていたのだが、最後には結局、ファルド氏のプライドと頑固さが銀行再建の妨げとなってしまった。

ウォール街4位の銀行にまでリーマンを成長させたファルド氏は、受け入れがたきを受け入れられなかった。緊急に必要な資金を作るには、相当数の自社株を安価で売るか、資金運用部門を売却するしかなかった。しかしファルド氏はこのどちらにも、なかなか踏み切らなかったため、結局は間に合わなかった。

「ディック(リチャード)は売却に対して、病的な抵抗感があったのだと思う」 ある銀行マンはこう言う。リーマンの株価が下がり続け、その将来に対する不安が立ちこめるようになっても、ファルド氏はリーマンを帳簿価額よりも安く評価するような資本注入(たとえば韓国産業銀行から)はいっさい受け入れられないと拒否した。

そのような出資を受け入れてしまえば、リーマンの価値は実際にはわずかなものに過ぎないと認めてしまうことになる。そんなことになれば、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーやメリル・リンチに匹敵する存在になるまでリーマンを大きくしてきた、自分のこれまでの努力が全て水泡に帰してしまう。そんな展開は、ファルド氏にとって決して受け入れられるものではなかったのだ。


■関連リンク はてなーにもわかる金融業界の栄枯盛衰 (よそ行きの妄想)

http://d.hatena.ne.jp/chnpk/20080915/1221470240

信用の拡大と、リスク評価のテクニカルな側面を一手に担ったのが金融業界だった。あらゆるマーケットを創造することで、流動性という新しい価値をすべてのものに付加し、わけのわからない金融工学的手法でわけのわからないリスクをわけのわからないなりに定量化して、マーケットに引き入れるということをしてきた。

その過程のなかで、いくつかの「担ぎ上げられた信用」が失墜した。不動産バブルだったときもあったし、ITバブルのときもあった。この場合、失われた信用を政府が一時的に補填するとともに、マーケットは新しい「祭りの神輿」を見つけ、再び終わりのない信用創造に戻っていったわけである。【追記:政府が信用を供給し続け、そしてそのことが新たな信用(=投資先=需要)を生むという循環が機能していた。】

そして今回のサブプライムローン証券化にまつわる騒動は、この流れを如実に象徴するもので、本来何の価値もない低所得者の住宅ローンを証券化して、信用を捏造し、マーケットをこしらえて流動性を付加することで、ほぼまったくなにもなかったところから数百兆レベルの信用が創造されてしまった。しかも、今回たまたま破綻したのが米住宅価格だったというだけで、同じ手法による信用創造はそれこそLBOのローンもそうだし、世界中でおこなわれていた。

これは明らかにやりすぎで、このスーパーバブルが崩壊するということは、たとえ政府の介入でもちょっとやそっとで支えられるレベルではないということと、さらには新しい神輿を担ぐのはもうやめようかという風潮を呼んでいる。というか、あまりにやりすぎたために、詐欺の手口が公になってしまいしばらくできないね、という状況に近い。


■関連リンク これはかなり厳しいことになっているが (切込隊長BLOG)

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2008/09/post-3883.html

 ジム・ロジャース氏がテレビで怒ってたけど、無理に介入して破綻を先送りしようとして泥沼に陥ったのが日本なんだということを理解しているなら、彼の言うとおり初期のハードランディングはやむを得ないと割り切るほか方法はないんだろうけど、そもそも長官自体がウォールインサイダーなんだから友達を切れないとかそういうレベルの話が説得力を持ってしまうほどダブルスタンダードになっちゃっているのかも知れん。

 LBに限定するなら、顧客に対してもこれといったレターがいまのいままで来てないからねえ。知りませんでした、私たちも青天の霹靂で、みたいな話なんだろうけど、つい二ヶ月前までシンジケートローンとか潰れそうなREITから不動産をバルクで引っ張るような話を持って回ってたことを考えると、潰れそうな卸がヤケクソで仕入れをしまくって倒産みたいな状態と何ら変わらんだろ。


■関連リンク リーマンの破綻の影響、アトAIGも (Walk in the Spirit)

http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200809150001/

今回のリーマン破綻の意味は、
もう救済はないよ、これからは自己責任でドーゾ、だろう、

代表的なところを確認しておこう、下記がある、

【証券大手】
Goldman Sachs
Morgan Stanley
Merrill Lynch
Lehman Brothers
Bear Stearns

【銀行系大手】
Citigroup
JP Morgan
UBS
Credit Suisse
Deutsche Bank

今回は証券系が淘汰されているのだが、
リーマンは救済されなかった第一号となった、

そういう意味で巷は注目している、

次は負債の影響、

リーマンが裁判所に提出した資料から大口債権残高見ると

あおぞら銀行  4億6300万ドル
みずほ銀行  3億8200万ドル
新生銀行  2億3100万ドル
UFJ銀行  1億8500万ドル
三井住友銀行 1億7700万ドル
三井中央  1億8500万ドル

*Citi Group/NY Melon 1380億ドル
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK016111320080915

損失が100%か50%か不明だが、邦銀への影響は小さくない


■関連リンク リーマン・ブラザーズの内定取ってたんだけど… (Anonymous Diary)

http://anond.hatelabo.jp/20080916114405

なかなか電話もつながらなかったんだけど、やっとのことでつながった。
「あのー、来年入社予定の増田なんですけど…」
って言って、人事部の人に変わってもらおうと思ったらさぁ、なんて言われたと思う?

 わっふるわっふる。続きは次回の増田でっ!!


■続きリンク [ネタ] リーマン・ブラザーズの内定取ってたんだけど…

http://anond.hatelabo.jp/20080916114405

 期待させておいてその締めはないなと思った。増田に書くのならもうちょっと楽しませてくれなきゃ。


■関連リンク リーマン終了のお知らせ★破産法チャプター11適用申請発表 (【2ch】ニュー速クオリティ)

http://news4vip.livedoor.biz/archives/51208390.html


■関連リンク 「こんな急に…」 東京のリーマン社員、ショック…米リーマン破産法申請で (痛いニュース(ノ∀`))

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1175086.html


■参考リンク 図録▽世界の金融保険会社ランキング上位30位

■参考リンク リーマン・ブラザーズ