caprinのミク廃更生日記

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自由ほど難しいものはない (MORI LOG ACADEMY)

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2008/09/post_2146.php

 これはつまり、情報が豊かであるから、自分で作らなくても、自分の気持ちに近いものを探せば良い時代になった、ということだ。昔はものがなかったから、自分で作るしかなかった。服も料理もそうだし、趣味のものだってそうだった。たしかに既成品は完成度が高い。自分で産み出すよりも、はるかに短い時間で、「そうそう、これだよ、僕が欲しかったのは!」というものが見つかるから、わざわざ自分で作るなんてことは馬鹿らしくてできなくなる。
 たまには自分で作ってみようと挑戦しても、既製品と比べると、なんか滑稽に見えてしまう。だからすぐに諦める。そして、どんどん既成の品々、既成の情報を自分の周囲に集めるようになるのだ。
 忘れてはいけないことがある。それらの品や情報は、誰かが作ったものだということ。そして、それを作った人は「与える側」であり、それを使う人は「受ける側」になる。
 受けることは、与えることよりも簡単だ。いつでもできる。受ける側の中では、「選び上手」というくらいの僅かな優位しかない。受け続けることで、知らず知らずのうちに支配されている。一方、与える側には、作り出すことでしか得られないものがあって、それが顕著な「優位」を生むだろう。一線を画するものがここに存在する。