JAL年金の変更決議が示すこと (Chikirinの日記)
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100113
結局のところJALのOBにとっては、JALが潰れるかどうかなんてどうでもいいってことだ。彼等にとって大事なのは、JALではなく自分達の年金だから。
それはあくまでJALの存続を第一に希望する現役社員とは全く違う考え方だ。今回はっきりしたのは、まさにこの“違い”だ。
そしてこれにより、もしも日本の財政がJAL同様に破綻しそうになった時、「既に年金を貰う側になっている人」がどういう判断をし、選挙でどういう投票行動をするかも、よーくわかった。
彼等はJALのOBと同じように考えるのだろう。「日本国なんてどうなってもいい。俺の年金さえ払ってもらえれば」と。
悲しいけれどこれが現実なのねえ。ただ、ぶっちゃけ自分も老人だったらそう考えるだろう。JALのOBだけが特別というわけではない。みんなが自分の幸せを願ったら、結局みんなの幸せになったという方向性に持っていけないものか!?
つうかさあ、今しか考えていない若者は年金を払っていないわけだし、実は若者の考えも老人の考えも実はどっちもどっちなんじゃないかなあ。年金を払わないことが老人達に対するサイレント・テロなら、正攻法の勝負で選挙なんかにも行かなきゃ。