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虚構新聞デジタル:ニュース特集:検証:橋下市長ツイッター義務化報道問題

 その後、本紙へのアクセスは翌15日になってさらにエスカレート。トップページへのアクセス数は「ツイッター義務化」を掲載した14日の7万4000件を上回る、10万2000件という過去最高を記録した。

 本紙謝罪後、当該記事に対する意見が収まりを見せる一方、今回の騒動を通し「そもそも『虚構新聞』という存在はネットにおいて許されうるのか」という方向でさまざまな意見や見解が飛び交う事態に発展。「ジョークが分からない人が多すぎる」「ネットに嘘情報をばら撒く行為は許されない」など、賛否さまざまな意見が見られるようになった。

 自分としては「虚構新聞」がけしからんなんてことは思わない。あそこは今も昔も一貫としてそういう冗談サイトだ。あのサイトが有名になり過ぎたからといって「影響力を考えて自重しろ!!」というのでは、インターネットのおもしろさも多様性も狭めてしまう。こういう事件が起こると、すぐにはてなモヒカン族が群がって馬鹿をDisりまくっていたアンダーグラウンドな時代が、今はなつかしいよ。下手したら、今ははてな民までもが「これはけしからんサイトだ」と眉をしかめる時代かよ、あ〜つまんね。ネットは良くも悪くも、大衆の普通の人のモノになってしまったのだなあ。

 つうか、あんなツッコミ満載の記事に騙された奴はお馬鹿でご愁傷様、騙された奴をTwitterID名入りでわざわざまとめて公表する奴はもっとお馬鹿な暇人ということで、「虚構新聞」よりも周辺の暇人の方が問題のような気がしてきたぞ。ひろゆきの「嘘を嘘と見抜けないと(掲示板を使うのは)難しい」という言葉も今はなつかしいが、この暇人達、自分達が気に入らないからといって、2chを潰そうとしている警察のハイテク上層部と同じ匂いがするぞ。


■関連リンク 試される虚構新聞

 いわゆるネタサイト、ジョークサイトとしての虚構新聞は大きくなりすぎました。風刺をしたと思っても、馬鹿から見れば自分が刺されたと思ったり、騙された自分に腹が立って逆切れして風刺した奴をDISるという行動は自然です。いろんな理屈が虚構新聞周りでありました。Finalvent爺までもが参戦しているのを見て、分かった。これは盆踊りなのだ。真ん中に櫓が立っていて、その上には虚構新聞がおり、我々はその周りを踊っていて良いのだ。それは、ひたすらに誰かを馬鹿にする虚構新聞がおり、馬鹿にされた奴も騙された奴もみんな変な踊りをして許される環境こそが、残念なウェブと梅田望夫に揶揄された我が国のウェブそのものなのだと思い至るわけであります。


■関連リンク ブログはどこまで嘘をついていいのか: 極東ブログ

 まず、虚構新聞というのはこの手の嘘記事を書いて、それを嘘だとして面白がるブログなので、そう人だけで、つまり一部の人だけで楽しんでいるなら問題ないとは言える。
 また、タイトルだけで釣られてしまう人というのは、ネットの情報を判断できない人なので、ひろゆき氏のように「バカだ」とまでは言えないものの、困ったものだなというのも言えるだろう。


■関連リンク 「虚構新聞に怒る人はバカ」とひろゆき氏が断言 | 【EXドロイド(エックスドロイド)】

ネットは誰でも情報発信することができることが最大の魅力だが、それゆえに真偽不明の情報も数多く流れている。虚構新聞は運営者が意識しているかは別にしても、「ネットの情報を鵜呑みにしてしまう人々」を鍛える役目も担っていたといえる。今回の騒動は、ネットに不慣れな人々にも届くほど、虚構新聞の影響力が大きくなりすぎたために起きたともいえるが、こういったサイトを否定するようではネットの未来は暗いと言わざるを得ない。テレビや新聞などと違い、ネットでは「垂れ流される情報を受け取っていればいい」という旧来の情報感覚は通じないのだ。


■関連リンク
虚構新聞デジタル:ニュース特集:検証:橋下市長ツイッター義務化報道問題

 特に意識しなければならなくなったのは、せいぜい数百人規模で「おもろい」「つまらん」「ねーよwww」「やられた」「虚構新聞余裕でした」などと遊んでいた時代は過ぎ去り、今や万単位の読者に向かって記事を発信していくメディアになってしまったということです。

 しかし、(少し挑戦的な言い方をさせてもらえれば)今回の騒動を受けて、今後編集方針を改めるなどということは全く考えていません。当たり障りのない無難な記事しか書かないというのでは、それこそ本紙に期待されている言論上の役割を放棄することにもなります。大それた言い方かもしれませんが、清濁併せ呑むネット言論を萎縮させないためにも、書きたいことを書くスタンスをつらぬくことに本紙の存在意義があるとも感じています。

 まったく当然の見解。caprinは虚構新聞を支持するよ。